行ったところ、見たところ、遊んだところ、食べたところ

Part_5

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2006.10.08 Hukuoka

福岡に行ったのだ。いつものように打合せだけの出張。今回は夜のご飯もあったので少しはのんびりできたが、天神と博多の狭い範囲しかいなかったのだ。とにかく仕事なので観光とかは一切なし。当然といえば当然なのだ。

 

大体福岡にしても延岡にしても九州には仕事でしか行ったことがない。阿蘇山をオープンカーでドライブ!なんて夢だね。

 

関西新空港が眼下に見える

 

初雪でうっすらと白い富士山頂

 

 

2006.09.29 Toyota

トヨタの本社棟とへんぽんと翻るトヨタの社旗

トヨタの自動車工場の見学に行ったのだ。会社の研修で生産における品質管理のあり方を学ぶということ。おなじみの「カンバン」やら「アンドン」やらトヨタ生産方式の基本言語とも言うべきものが当たり前のように使われている。なにやらCDでよく聴いていたミュージシャンのコンサートにいったような感じ。ずっと前から知っていたけど本物をみたことがなかったというあの感じだね。

個人的には溶接ロボットの滑らかで速い動きが一番印象的だった。ほとんどスターウォーズの世界だね。3次元的なロボットのアームの動きが実はかなり有機的なにやら異生物を見ているような感じ。

 

トヨタ会館にはずらーっと最近の車が展示されている。

ヨーロッパ版のVITZ(YARIS)の弟分のAYGO かわいいね

じゃーん、当然のようにLS460も展示されている。

 

LS460のインテリアはレザーが厚くていいにおい。

意外とヘッドクリアランスが狭いのだ。

 

 

2006.09.17 Bunmeido

荒川サイクリングコースの帰りに文明堂の関東支社に寄ったのだ。何のことはなくて単なる帰り道なのだ。文明堂って言えば子供頃からカステラの老舗で、カステラとゆーお菓子そのものがなんか全然生活感がないお菓子のイメージがあったけど、それがこうやって普通の工場で作られているとなんかサンタクロースがいないのだって言われてしまうような妙な感慨があるのだ。それでも入り口の脇にはお菓子の神社が祭られていたりして少しだけただ者ではないというか浮世離れした感じがあるのだ。

デパートで売っているきれいな直方体のカステラのほかにその過程でできる切れ端も売っている。安くて地元では人気で早々に売切れてしまうのだ。

 

 

 

2006.09.08 Omiya Station

大宮駅なのだ。駅の中なのだ。駅の中にデパート、正確にはデパ地下があるのだ。売り場に行ってしまえばどこにでもある最近のきれいなデパ地下の食料品売り場、天井が高いのが気持ちいいけどね。

 

一歩外に出れば駅の通路でホームの案内や発車時刻の表示が当たり前のように出ている。すごく不思議な雰囲気。歩いている人達はこの不思議な雰囲気を全然不思議とは感じていないようなのだ。まぁ考えてみれば当たり前で、この空間そのものが奇異なわけではなく単に今までなかったというだけなのだ。

 

 

 

2006.09.03 Karuizawa

軽井沢に行ったのだ。授業が始まる前に少しだけ息抜き。といっても駅前のモールに行って、お昼を食べて、旧軽井沢を少しだけ通ってという簡単な観光。軽井沢の駅で横川の「釜飯」を買って帰って晩御飯にしたのだ。

軽井沢の駅は新しくなって初めて行ったけど、どこにでもある新幹線の止まる巨大な駅って感じ。観光地に来たって言う風情というか空気がなくなってしまったのがさびしいね。

 

 

 

 

2006.08.20 Ginza

銀座に行ったのだ。伊東屋でNY在住の猫のアーティストの久下貴

志氏の個展があって見に行ったのだ。

伊東屋のある銀座二丁目の交差点はカルティエがあって、シャネルがあって、ルイ・ヴィトン(これは松屋の1階ね)、それで今度はブルガリだ。最近は表参道と銀座でブランドの進出合戦の様相だ。すべてわが家には縁がありません。

 

伊東屋では9階のギャラリーで久下さんにサインをもらってたま(同居人)は大感激だったのだ。画と同じようにやさしそうなおじさん。画はその人の雰囲気を伝えるんだね。いつかは本物の画を買って家に飾るのだ。

 

 

 

2006.08.13 Hojo

仕事で植木の生産者さんの現場を訪問したのだ。業界では圃場(ほじょう)というのだそうだ。

 

色々な品種があったけれどコニファーの品種の豊かさに圧倒されました。コニファーは一時と比べると人気は下がってきているとのことだったけど、これほど多彩なグリーンの色幅を一つのカテゴリーで持っていられるのはやっぱりコニファーの大きな特長だ。

 

こうやって素材を見ていると色々想像の意欲を掻き立てられちゃうね。デザイナー魂が騒ぐぜ。

 

この圃場は熊山園さん。熊のトピアリーがお茶目でしょ。

 

 

2006.07.09 Tsunan

妻入りも桁入りも両方のデザインがあるのだ。

新潟の津南町というところに行ったのだ。豪雪で有名なところね。新潟は旅行の途中で通ったことはあるが、車で行ったのは初めて。魚沼産コシヒカリの産地ということで広大な水田が広がっている。

 

感銘したのは住宅の建築様式。農家で大家族ということと農作業の用具やら材料も格納しなければならないということで住宅の規模が大きい。しかも豪雪地帯ということで地上階はRCだが上階は木造でその屋根の形がとってもユニーク。切妻だが妻面のひさしの出が異様に長い。玄関先の積雪を避けるためというのは容易に想像がつくけど玄関の前でなくてもひさしが長い。機能を通り越して様式になっている例でしょう。だから民家って面白いよね。人口1万2千人の町にも堂々たる文化がある。

 

瓦葺でも同じようなデザイン。

妻面の小屋組を見せるのは洋の東西を問わない。

男性的な迫力満点の棟の造形。ウルトラマンみたい。

妻面のひさしを少し折り曲げる意匠もあった。

この寄棟の妻飾りも独特ね。津南のデザインではない?

 

時々見られる堀立小屋。実は耕運機のガレージ。

 

 

2006.07.05 Hukuoka

太陽を中心とした大きな縦の虹(?)かな。

福岡に出張。いつものように東京の本社と福岡のオフィスを往復するだけ。今回は夜食事をしたので、少しだけ福岡の気分が味わえた。鯵と太刀魚のお刺身はおいしかったし、福岡といえばやっぱり豚骨ラーメンでしょう。

 

東京も福岡も梅雨の真最中なので、地上は暑い雲に閉ざされて全く見えない。離陸して最初に地上を覆っている雲の層を突き抜けると、上空にさらに雲の層、その雲の層を突き抜けるとまたまたその上空に雲の層、全部の3つくらいの雲の層を突き抜けるとそこは蒼穹の成層圏。地上がどんな気候だろうと高度10,000mまで来ればそこは別世界。この驚くべき環境の変化が実は飛行機に乗る密かな楽しみなのだ。

 

この時は特に太陽の向きと空気中の水分の関係で弧状ではなく円形の虹が見えた。左のイメージですけどわかりますか?

上空も眼下も雲の海。日没間近で空が微妙な色合い。

 

夏休みが近づくと登場するピカチューのジャンボ。

 

 

2006.06.25 Aoyama

青山劇場の岡本太郎のオブジェ

青山劇場にたま(同居人)と押尾コータローのコンサートに行った。「翼、hero」とか前から聞きたかった曲も当然のお約束であったのだ。それにしてもすごいテクニック。アコースティックギター1本で事実上リズムセクションも兼ねているのだ。リアルタイムの多重演奏。山下達郎の一人アカペラをも上回っている。特に「戦場のメリークリスマス」は一人でここまでアナログで音楽世界が構築できるのかというほどの出来映え。たま(同居人)はジュピターにひたすら感激。

 

終わってから表参道脇のタイ料理の屋台みたいなところで冷たい麺料理と生春巻き他を食べておなかいっぱい。充実の休日でした。

近頃ようやくデジカメで夜景がきれい撮れるようになってきた。

 

冷たい麺料理。タイ風冷やし中華。たまは超好みだった。

 

2006.06.11 Omote-Sando Hills

個人的には大階段と斜路の組み合わせが慣れないととてもわかりにくい感じ。なかなか行きたいところに辿り着けないのだ。

竣工してから少し時間がたってしまったけど、表参道ヒルズに行ったのだ。全体の印象としては、かなり小ぶりな感じ。表参道に見せていたあの長大な同潤会アパートのファサードを考えると内部のアトリウムが思いのほか小さい。

 

もとの敷地は集合住宅だったわけだから、そこにショッピングモールを作ろうとした計画自体に無理があったように感じる。同じ同潤会のアパートでも江戸川アパートのように中庭を取り囲むような計画であれば敷地の規模は大きいが、原宿のそれはパリのアパルトマンや欧米のいわゆるロウハウス(棟割長屋)の形態なので敷地規模が小さいのだ。そこに無理やり吹き抜け空間を持つ安藤建築を押し込んだらこうなるのは当然の帰結とも言える。設計してみればこのことは最初の最初でわかるはず。安藤先生もそのことはわかってたんじゃないのかな。更に邪魔なのがこの大きな階段ね。

 

入っている店舗は詳しいブランドはわからないけど、自分とは無縁の世界のものばかり。オーガニック素材のお店で見つけたメープルのヘアブラシはたま(同居人)が気に入って買いました。

 

なくなってみると同潤会アパートの持つ意義って大きかったんだね。表参道がただのブランドストリートに変わってしまったということ。

 

 

 

 

2006.06.11 Harajuku

 

表参道からはずれて渋谷方向わき道に入っていくと小さなショップがこちゃこちゃある。上のイメージはその一つ、ほとんど普通の木造2階建ての住宅の1階がお店になったというだけ。アクセサリーのお店。インターネットで作品を紹介しているが実際のお店に行ってみるとびっくりするほど小さなお店、というのは最近よくある話。

 

それにしても建築基準法ではこの道は明らかに狭いのだ。建て替えていくとだんだん広くなっていくんだろうけどこのくらいの道幅もなんか落ち着くね。歩行者、もっと言えば車ではなく人間のための道。

 

たま(同居人)がお目当ての作品がなかったので予約して帰ってきたのだ。帰りに近くのオープンカフェでお昼を食べました。ハーブたっぷりのパスタ、おいしかったどす。

 

2006.04.27 Minato-Mirai 21

また横浜なのだ。しかもまたみなと未来。プライベートガーデンエキシビションって何のことはない外構メーカーの新商品展示会。パシフィコ横浜で開催。まぁ久しぶりに外構メーカーの製品を見たけど変わってきたものもあるけど変わらないものの方が全然多いね。まぁ外構の業界ってそんなものだけど。

 

みなと未来も幕張と同じで人工的な感じが強い。救いは海に面しているのでそこに賑わいと人工的ではない雰囲気が生まれている。同じ海沿いでも海とは縁を切っている幕張との違いはそこかな?

 

建築で構成された島だね。

もっと大きくなったらモン・サン・ミシェルみたいになる?

 

 

2006.04.17 Ebisu Garden Place

会社の設計コンペの発表会で恵比寿のガーデンプレイスに行った。何年ぶりだろう。お城みたいな建物があって有名なレストランが入っているという記憶があった。

 

後はなんと言っても恵比寿の駅から延々動く歩道を通っていくこと。今でこそ、渋谷の埼京線や東京駅の地下の京葉線、東京ビッグサイトなんかで当たり前に利用しているが、恵比寿の動く歩道ができた時はなんか空港みたいで妙にかっこよく感じたのが懐かしいね。

この大きな天涯があったのもすっかり忘れてました。こういう建築も一時は流行ったよね。

 

 

 

 

2006.04.18 Makuhari

このところ仕事で幕張に行く機会が多い。この前はTOEXの新商品展示会で、先週は営業本部にヒアリングにいった。一度で済めばいいんだけど日時の決まっている展示会と忙しい人達に合うことが一度で済めばがそのほうが珍しい。

 

それにしても幕張は20年位前からその人工的な感じがほとんど変わっていない。最近では映画のセットのような建築や商業施設が増えてますます浮世離れした雰囲気になってきた。

 

幕張にとってはこの非現実的なスケール感や人工感が逆に正常な状態なのだろう。不思議な街です。

 

 

 

 

2006.04.14 Minato-Mirai Stn.

 

横浜にも打合せにいった。みなとみらいのクィーンズスクエアに行くのに新しい地下鉄のみなとみらい線に乗った。みなとみらい駅で降りたけれど、ここのデザインはなかなか考えられている。駅の上がそのままクィーンズスクエアになっているがそのアトリウムと地下鉄のホームがそのままつながっている。

 

地下鉄の駅にありがちな閉鎖感、もっと言えば貧乏くささがほとんど無い。こういう空間っていいよね。

 

 

2006.04.13 Shibuya Stn.

 

新しい職場になってからあちこち飛び回っている。これは中目黒の営業所にヒアリングに行った後の東横線の渋谷駅。二十数年前に大学に通った時に毎日使った場所。このヴォールト型の屋根と三角形の部品は全然変わっていない。

 

こうやってホーム全体を大きな屋根で覆ってしまう構造はヨーロッパの駅では普通だけど日本ではこういう構造のプラットホームが意外なほど少ない。東京駅や新宿のような日本を代表するような駅でも屋根は地方の小さな駅と同じ貧しさ。最近西武線の池袋駅もこういう大屋根になってとっても気持ちいい。

 

カップヌードルと大友克洋のコラボ企画のポスターがちょっと未来的。

 

 

2006.03.27 Meiji_Seimei_kan

隣にあるのになかなか写真を撮りにいけなかった明治生命館。この日は天気も良かったのでファサードがきれいに見える午後の日差しの時間を狙って撮ったのだ。いわずと知れた岡田信一郎の遺作であり、日本の様式建築の頂点であり、昭和になってからの建築としては唯一の重要文化財(たぶん)。

 

奥のオフィスビルが完成した後ずっと本館のクリーニングの足場がかかっていたがそれも外れて真っ白な姿を表した。本当に以前のどす黒さとは別の建物のようだ。記念にどこかに真っ黒い以前の外壁を残しておいた方が環境に対する提言になったのかもしれないね。

とにかくプロポーションもディティールも美しいまさに貴婦人のような建築。もう日本では二度と作られない。建築というよりは彫刻だ。

 

 

2006.03.27 Akihabara

打ち合わせが早く終わったので秋葉原に寄って来た。改めて色々見てみると電気店の間のそこかしこに昔ながらの料理屋や食堂があったりする。決してアニメやメイドカフェだけのおたくチックな街ではない。そういう雰囲気を察しているのか、外国人のカメラマンが何人もいた。そういう不思議なよさを一番理解していないのが日本人なのかもしれないね。

 

駅の周りにはさらに昔からの電気部品店があるがその向こうには巨大なヨドバシカメラがあり、さらには再開発の巨大なビルとその周囲には公開空地がだだっぴろく広がっている。なんか普通の街になってきたな感じかな。

 

 

 

2006.03.08 Imperial Palace

会社の中期経営計画の説明会があるというので東京商工会議所ビルから日比谷公会堂まで歩いていった。改めてみると皇居の石垣が排気ガスでいかに汚れているかということ。江戸時代の石垣はこんな色ではなかったはずだ。それは第一生命館の改修工事を見ているとよくわかる。この石垣の色と同じだったが現在は輝くような白。

 

石垣の上の樹木はそもそも城郭建築には不要なものであるが、水と石垣と常緑樹の組み合わせは私たち日本人の心の中にあるものだろう。それも始原のイメージ。伊勢神宮のような清々しさにつながるものがある。もう少し水も石垣もきれいになってほしいね。

 

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