行ったところ、見たところ、遊んだところ、食べたところ Part_2 |
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2004.12.31 Snow @Saitama |
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大雪なのだ。今もしんしんとと降っている。首都高は通行止めになっているし、東名や他の高速道路も通行止めなのだ。空を見上げてもまだまだたくさん降ってきそうなのだ。 一昨日、初雪が降ったけど翌日は快晴で気持ちよかった。この大晦日の降り方ではあしたは結構ヘビーな感じになっていそうなのだ。 いまこれを書いているの中断して、雪かきをしてちょっと買い物へ行ってきた。はんぱじゃない感じなのだ。 雪って細かいすき間があるので吸音するから雪の日ってなんか静かでいいなと思っていたけど、これはそれを完全に通り越している。あっちこっちでパトカーや消防車のサイレンが聞こえているし、こういうときはもう完全に寝正月モードに突入なのだ。 |
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本当に車が出せなくなりそうなので雪かきなのだ。 |
家の前の道も北国になっている。 |
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12月29日の雪。感激して撮ったが大したことなかった。 |
12月30日は快晴で気持ちよかった。さて元旦は? |
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2004.12.31 |
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今年のほうが平凡な感じなのだ |
記念すべき「週刊くるみやま」で最初に紹介したのがこの東京ミレナリオ。実物を見るのは今年で2回目。去年の感動が大きかったので今年ははっきり言って今ひとつ感動がなかった。照明の光の色や雰囲気も去年のほうがよかった印象。 結構面白いのが、ライトアップをする前の準備、12月の中旬くらいから色々始まっている。フレームや照明〈の一部〉がイタリア製ということでイタリア人の職人さんがなんかたくさんいるのだ。おもわず「チャオ!」ってあいさつしたい気分。 |
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今年もすごい人ごみ。去年のほうが混んでいた? |
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クレーンで吊ったりして結構大掛かりな工事 |
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2004.12.23 |
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右に見える絵は有名なフェルメールのなんとか。 |
アムステルダムの国立美術館。有名なレンブラントの「夜警」があるということで行ってみたら、一国を代表する美術館にしてはなんとなく簡素な出入り口。ご多分に漏れず、この美術館も7年越しの大改装の真最中ということで、こっちはいわば裏口。 レンブラントの「夜警」は一言で言えば「でっけー!」、これだけ大きな絵を見たのは久しぶり。この大きさはずいぶん前に見たヴェニスのフレスコ画(たしかティントレット?)に匹敵する。 しかもこの絵が飾ってある展示室の反対側の壁にもこの絵に匹敵する大きさの絵がかかっている。しかし絵から伝わってくるものがどうにも希薄。これを見比べると「才能」っていうものを感じてしまう。日々才能のなさを痛感する自分には結構残酷な体験。 |
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全体的にこういったとんがった塔が多いのだ。 |
迫力のある絵。個人的にはもう少し照明暗くてもいい感じ。 |
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2004.12.11 Amsterdam Canals |
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観光船に乗り込むところ。古風に見えてもモダンなデザイン。 |
国立美術館で「夜警」を見た後の数時間が唯一の観光の時間。ということでぶらぶらホテルに向かって歩いていたら運河を回る観光船があって、これがどうも中央駅まで行くらしい。そういえば駅の前に観光船がたくさん止まっていたし、あそこまで行くのなら歩かなくていいや、ということでのんびり船に乗っての観光。 実際に乗ってみると道路とは違った雰囲気があって忘れられぬ体験に。アムステルダムに来る人にはこれはおすすめなのだ。ゴッホの「アルルの跳ね橋」みたいな橋もあったりする。 何よりも面白いのは船を浮かべてそこに住んでいる人たちの船。舟とも住宅ともつかぬ不思議な雰囲気。でもとっても魅力的。 |
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観光船の中は広くて気持ちがいい。 |
ゆっくり動いていく船から眺めると道路の景色も別に見える。 |
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「アルルの跳ね橋」と同じデザインという放送が流れている。 |
水上住宅の一つ。このデザインの研究で論文が書けそう。 |
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2004.12.11 |
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アムステルダムは歴史的な建物が多いという話をしたが、その一つがこのアムステルダム中央駅。日本の東京駅のモデルになったというのは有名な話。 鉄道マニアの議論によれば諸説紛々でそうでないという意見も多いらしい。言われればそうかなといったくらいの感じ。そういうことでこの建物の魅力が変わる訳でもない。 こういった長大なファサードの建築はそれだけで気に入ってしまうのは私の癖のようなものなのだ。残念なことに主要な内部が改修工事中なのだ。アムステルダムが全体的に工事中といった印象。ワールドカップに向けてのお色直し? |
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朝7時半頃の駅周辺。路面電車がたくさん。 |
朝も早くから花屋さんがすでにオープンしている。球根たくさん。 |
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水上バス(ほとんど観光)が駅の正面まで来ている。 |
正面のVICTORIAというのが泊まったホテル。 |
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2004.12.11 |
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特に公共の建物というわけではないのにこの押し出し。 |
アムステルダムの市内の様子。そこいらじゅうに重厚な建物があるが、モダンなデザインも多い。ヨーロッパの常でストリートサイドのカフェが多い。アムステルダムではさらに運河沿いのカフェもあって、これも雰囲気がいい。 全体的に昼間っから老いも若きもみんな人生を楽しんでいる。ここはゴッホもいればレンブラントもいる国。ムンクのノルウェーと思わず比べてしまうのはその落差があまりにも大きいから。 |
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カフェ、というかギネスの文字があるようにビアホール。 |
アムステルダムでも有名なブランド通り。ハイネケンの看板。 |
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有名な広場らしい。チェスに興じる人々。 |
運河沿いの景観。水のある風景は心が和むのだ。 |
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2004.11.27 |
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街の中心にそびえたつ大聖堂。曇っているけどなんとなく楽しげな雰囲気。というよりノルウェーの後では何を見ても楽しげに見えるって・・・? |
ノルウェーを出て今度はオランダへ、アムステルダムのスキポール空港に降りてからすぐさまバスでユトレヒトへ。ノルウェーの重々しい雰囲気から一気に開放的な雰囲気になったのを肌で感じる。しかも歴史的な建造物が本当に多い。 ユトレヒトはオランダ、いやヨーロッパでも有数の古都なのだ。街の中心にはカソリックの大聖堂がある。当地ではドムというのだが、イタリアではドゥウォーモで語源は同じ。 |
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どこかで見た感じ、と思ったら“うさこちゃん”またはミッフィーで有名なディック・ブルーナ。ユトレヒトに住んでいるのだ。 |
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さすが自転車の国。ずらっとあります。 |
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2004.11.20 Utrecht Canals |
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ドムのそばの運河。運河の水面に近い生活空間。これって京都の高瀬川沿いの風景。安藤忠雄のTIME’Sがあってもおかしくない |
オランダといえばもう一つ有名なのが運河。オランダがいわば運河の国なのだ。ハイウェイを走っているときに見た不思議な光景の一つが運河があってその周囲の地面の方がずっと低い。 オランダはどこからか土を持ってきて埋め立てたのではなく、低い土地の水をくみ出して乾かして土地にしたのだ。水を汲み出すのに使ったのがご存知の風車なのだ。 ということでユトレヒトにも当然のごとく運河がある。人工の水空間だから氾濫もなくその周囲は生活の空間なのだ。 |
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川沿いの空間ってなんか物語を感じてしまう。 |
ボートや遊覧船が稽留されている。船上の住宅で暮らしている人もいる。アムステルダムでどっさりお見せします。 |
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2004.11.20 |
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この屋根のカーブがたおやかで日本的ともいえる。 |
オスロ国際空港からアムステルダムに戻る。改めて見ると非常に美しい建築。市内の建築とは明らかのデザインのレベルが違う。おそらくノルウェーの建築家ではない雰囲気。 なぜならばノルウェーの市内にあったそっけなさが影を潜めて繊細ともいえるような配慮が随所に見える。例えばこの屋根の架構、なんと木製の大断面の梁と光を通す樹脂の膜面の組み合わせ。梁の断面は2m以上ある。下端部を垂直に切り落とさず、飛行機の翼のように滑らかな下細りの断面にしている。これで全体の雰囲気がとてもやさしくなっている。それから壁面の木製の横のルーバーの雰囲気がとてもいい。 今回のノルウェーは建築に関してはがっかりするものが多かったがこの空港の建築だけは出色の出来ばえ。 |
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木製の水平のルーバーも美しい |
樹脂の膜からの光が柔らか。おそらくは人工の間接照明。 |
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2004.11.20 |
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中央に見えるのがオスロの中央駅 引込み線の末端にある典型的なヨーロッパの大型の駅 |
今回視察に行った高齢者施設はオスロの郊外の高台にあり、途中ではオスロの市街が一望に見渡せた。ノルウェーはフィンランドと違ってそれなりの起伏があり、街の周囲にはこういった低い山並みが見える。 これがフィンランドではまったいらでそこかしこに巨大な岩が露出している。こういった街が見渡せる高台もない。だって山がないから。 高緯度の土地柄らしく樹木は落葉広葉樹と針葉樹の混在で薄曇りでも紅葉が輝いて見える。比較的黄色の葉の樹木が多く、赤い葉の樹種が少ない。これがニューイングランドだとメープルの鮮やかな赤が名物。 |
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高齢者施設の周囲の景観。おとぎ話に出てきそう。 |
高齢者施設のラウンジ。窓の外が絵画のよう。 |
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2004.11.09 |
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オスロの中央駅。ヨーロッパの都市で駅は特別な意味合いを持っている。やってきた人への歓迎の意味もあり、早い話がその町のイメージを具現化している。去年行ったヘルシンキの中央駅はサーリネン(?)の設計でかっちょよかったし、今回の後半のオランダ・アムステルダム中央駅は東京駅のモデルと言われている。 それにくらべてノルウェーの中央駅は素っ気ない。大体ノルウェーは料理にしても美術館にしても「そっけない」ことが多いのだ。きっとノルウェーの人たちは「そっけない」のが大好きに違いない。 それでもこういった列車の発着の表示板などはかっこよくてデザインの最低レベルの違いを感じてしまう。サインもそっけないけどかっこいいのだ。 それにしても物価が高いのにはひっくり返ってしまう。コカコーラの500mlペットボトルが300円以上。これは駅の構内のセブンイレブン、ガイドさんの話だとスーパーならこの半額近いらしいがそれでも高い。何かの本に世界一物価が高いのがノルウェーだと書いてあったのを思い出した。なんといっても消費税が24%の国なのだ。 |
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2004.11.09 |
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オスロの中心街、博物館の周りや駅の周辺。左下の写真に何気なくトラがいる。もちろんブロンズの彫像で、みんなしっぽに触るらしくて尻尾の先だけぴかぴかに光っている。 全体的には古典主義のデザインが多いが、ところどことにノルウェーのお家芸とも言える「そっけない」建築が建っている。それと最近のヨーロッパのお約束で路面電車とバスがすごく多い。 天気が悪かったせいか、みんななんとなくそっけない雰囲気が漂っているのだ。極め付けでそっけなかったのが日本人のガイドさんだった。きっとノルウェーの「そっけない病」に感染したのだろう。 |
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2004.10.31 |
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ノルウェーのオスロは直行便が無く、今回はKLMでオランダ・アムステルダムのスキポール空港に入りそこからオスロに向かう。 スキポール空港というのはなじみがあって、大昔新婚旅行で初めてヨーロッパに着いたのがこのスキポール空港だった。(正確にはその時は、給油でモスクワのショメレチェボ空港に着陸したが、これは文字通り着陸しただけ) 20年近く前なので全然記憶が無く、会ったとしても当時とはすっかり変わっているはず。ヨーロッパ有数のハブ空港で、いくつかのターミナルビルが複合したシカゴやサンフランシスコのような大空港。 空港内も巨大なショッピングモールみたいでお店やレストラン、カフェテリアがたくさん。日本のいかにも利用者の足元を見るような高い値段ではなく、カフェテリアなんかは結構良心的。 特にこのサンドイッチバーは3〜4ユーロくらいで大きなサンドイッチがあっておいしそうだった。トランジットでもう少し時間があったらお店に入ってビールでも頼んでいたところだった。 |
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2004.10.31 Frognerparken |
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オスロの高齢者施設の視察の合間に訪れたオスロ市内のフログネル公園。20世紀のはじめにグスタフ・ヴィーゲランという彫刻家がおそるべき情熱で作り上げた。 この人間の像についての説明を作者は一切していない。彫刻そのものはその情念などが力強く表現されている。 公園そのものも丘陵地を生かした美しいランドスケープデザインになっている。しかしこの公園とこの彫刻の組み合わせはがどうにも違和感を感じてしまう。 公共の公園は本来市民の散策やくつろぎの場であり、リラックスや癒しの場であるはず。そこにこの情念の塊のような彫刻ではどうも居心地が悪い感じ。北欧の人には、これも日常? |
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