行ったところ、見たところ、遊んだところ、食べたところ

Part_1

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2004.08.07 Yugawara

スローシャッターなので10枚撮ってまともだったのはこれ1枚だけ。手振れ補正付のカメラが欲しい。

 

先週行った湯河原の続き。滞在した義兄の家の前の通り。お祭りは終わったはずなのに提灯だけがまだ残っている。夕方になると不思議な雰囲気。たま(同居人)は「千と千尋の神隠し」みたいだといっているが、確かにそういう雰囲気はある。

 

もうすぐお盆なので、逝ってしまった人、帰ってくる人の目印としてまだ残しておくということ?日本は古来から夜の闇を尊いものとして敬ってきた風習があるのだそうだ。「浄闇(じょうあん)」という言葉があって好きな言葉の一つである。異世界とのつながりの道しるべとしての提灯。

 

2004.08.07 Daikanzan

たま(同居人)はなかなか山頂から出発したがらなかった。天然の陽気ですずしーのはやっぱり気持ちがいい。

 

学校の見学実習も終わって、一時の夏休み!ということで湯河原の義兄宅へ遊びに行く。以前は海沿いの真鶴道路の旧道を走っていたが黒猫号が来てからはすっかりターンパイクばっかり使うようになってしまった。今回は行きも帰りもターンパイクを使ってしまったがやっぱり楽しいのは上り。アクセルワークだけでコーナーを回っていくのはやっぱり快感。下りはエンジンブレーキしか使わない。

 

山頂の大観山はごらんのようにガスに包まれていた。標高1000mくらいだが、行きの東名が事故で渋滞して暑かったことと比べるとまさに天国。

 

大観山のパーキングエリアはスポーツカーの展示場みたいになっていることがあるがこの日も帰りもすっごいのはいないなぁと思っていたら、爆音と共にランボルギーニのガヤルドが現れた。最近のランボルギーニは昔の恐竜のようなイメージが薄らいでいると思っていたらAudiiグループになったらしい。

 

2004.08.09 Manazuru silent summer

 

湯河原の夏休みからの帰りに真鶴の漁港に寄っておひるごはん。伊勢海老の味噌汁は豪華でおいしかった。

 

湯河原の漁港は静かで暑くて時間が止まっているよう。のんびりととんびが空を舞っている。夏はなんとなく喧騒と共にあるイメージがある。実際せみの鳴き声や子供たちの遊び声、波の音、高校野球の練習といった生命の躍動を想起させる。

 

そういうものとは別な静かな夏は一種の憧れとしてのイメージがある。絵画のような夏の景色のようなものかもしれない。絵には音がないから。特にこの漁港は湾で砂浜もないので波の音がほとんど聞こえない。ここで生活している人がうらやましい。

 

下段は干物屋さんの前にあった小さい鯵の開き。あんまりじっと見ていたので別に買ったカワハギその他の干物のおまけに5匹くれた。うれしかった。

 

2004.07.18 Mark Springs

 

南町田の大規模集合住宅。東急鉛線なのにオリックスグループが開発したという一癖ありそうなプロジェクト。敷地の周囲は工場地帯。高層のマンションで周辺を囲って内包された別世界を作るというのがコンセプト。まさにそういう世界になっている。

 

最初にプロジェクトをホームページで見たときには本当にこういう計画が実現できたことに感動した。いかにも机上の論理の産物ではあるが、権利関係などの様々な問題を一つ一つクリアしていったのはファイナンスに強いデベロッパーの面目躍如。こういう企画力を見せ付けられると、三井不動産も大京観光も油断できない。

 

実際、下のイメージはヨーロッパのイメージがある。ある種の雰囲気はあると思う。ここに住んでいる人達は自分たちが「ひろし」や「ゆうこ」ではなくて「アンディ」だったり「マリア」のような気分になるのかもしれない。日常が非日常になるってどんな気分なのだろうか。

 

心配なのはこのカラーリング、これだけ彩度が高いと生理的にヒトは飽きてくるものなのだ。といっても素人の人はわからないから、なんとなく居心地の悪さを感じるだけなのかもしれない。そういう気分が実はとても大切なのだが。

2004.07.18 Odaiba

 

モダンホスピタルショーを見学しに久しぶりにお台場の国際展示場(ビッグハット)に行った。ユリカモメのあのゆるゆるした走りもお台場に行く一つのお約束なっている。

お台場のこのすかすかした環境が埋まって街らしくなるのはいつのことだろう。というかもはやそれはありえない。いっそのこと全部建売住宅にしたら?住みたくはないけれど。

 

ホスピタルショーは最近のエキシビションとしてはかなり面白く、思わず出展している担当者の人と話し込むこともあって予想を超える時間を使ってしまった。

 

人工筋肉なるものも初めて見た。空気を入れると見る見る縮んでいくのを見てかなり感激してしまった。住宅改修のモデル空間も面白かった。出来は並だったけど。

 

学校の先生にまでお会いしたのにはびっくり。協会の広報のお仕事もやっているとのことで、甲斐先生お疲れ様でした。

2004.06.26 Enoden

 

 

鎌倉にある有料老人ホームの見学に行った。久しぶりに江ノ電に乗った。本当に久しぶり。25年ぶりくらいかもしれない。テレビなんかではよく出てくるのでイメージ的には普通の道路のようなところに線路があっておもちゃみたいな電車が走っているという雰囲気はそのままだった。

 

意識的にレトロな感じにしているところもあったけどそんなにいやみじゃなくて、何よりもこの雰囲気が湘南にあっている。特にこの日は日差しが強い夏!という天気でいわば湘南のステレオタイプの日だった。

 

30年以上前には親戚が葉山にいたらしく夏はいつも泳ぎに来ていた。細い道となんとなく道にいつも白い砂が少し積もっていた。そして強い日差しで輝くような白い道と漆黒の影、夾竹桃の濃い赤と濃い緑、湘南てそんな感じ。つかの間の懐かしい夏の気分。

2004.05.11 Dohjunkai Edogawa Apartment

 

こっちの写真を見ればわかる人はたくさんいるはず。

 

しばらくPlaceをご無沙汰。学校が忙しくてなかなか出かけられなくて過去の画像を色々探していたが偶然見つけたのがこの1枚。この上のイメージでここがどこかわかる人は超が付くほどの日本近代建築おたく、おそらく某F森先生でもわからないであろう。

 

正解は同潤会江戸川アパートメント。関東大震災後に東京に良質な集合住宅を建設した一連のプロジェクトの一つ。代官山にも表参道にもあったけど既に取り壊されている。ここは江戸川といっても飯田橋から歩いていけるロケーションで芸術家が多く住んでいたらしい。

 

内部は完結したライフスタイルが構成できるように食堂や談話室、大浴場、商店街、中庭などが完備されていた。これは談話室と食堂の近くにあったタバコの販売コーナー。時代を感じさせる。

 

こういう内部完結型のコロニーは当時の日本全体、おそらくは世界的な風潮だったのかもしれない。最近の高齢者・障害者指節の調査研究でそういう時代の気分を強く感じる。もっと言えば学者先生の机上の理屈に無知な行政や事業者が踊らされた結果の残骸。

 

ここも今は取り壊されて分譲マンションの工事がおこなわれている。当時は何か価値のあるものを失う痛みがあったが、今は正常な新陳代謝とも思っている。もっとも後にできるマンションのデザインを考えると人間の知性の退化を感じるけれど・・・。

2004.04.04 Tokyo International Forum

 

東京国際フォーラムの中庭。ここは毎日通勤で通るところ。中庭の中のケヤキはまだ芽吹いていないが有楽町駅から中庭に入るところの2本の桂はかわいらしい丸い若葉を付け始めている。

 

ここは東京都の施設だったが、いつの間にか民間企業に変わり、所々に品のない広告が配されるようになってがっかりしていたが(お願いだから、あのマッサージ屋さんの看板はやめてね)、ここにきてでかでかと掲げられているのがシャネルのルージュの広告。ここまで大きいとかえって気持ちがいい。

 

当然期間限定とは思うがなかなかセンスもいいし、ちょっとヨーロッパ風な感じ。そういえば丸の内に来て1年になるけれど街の雰囲気は明らかに違う。丸の内は学生が少なくて外人が多く、ビジネスマンが圧倒的に多い。それから年配のトトロみたいなOLが妙にたくさんいたりする。

 

一言で言えば、丸の内はヨーロッパ、渋谷はアメリカ、新宿と池袋は東南アジアといったところかな。

2004.04.04 Ohori

明治生命館のオリジナルとその背後の増築高層棟

 

 

丸の内日比谷の界隈を歩いていると、圧倒的な存在を感じるのがお堀の広大な水面。見慣れている風景も圧倒的な大きさの水面という抽象的な要素が加わることで、物語性を帯びてくる。というのは大袈裟な表現?

 

これは多くの人が言っているが、都市と水辺というのは切っても切れない関係がある。もっと言えば魅力的な都市には水辺が必須ということ。古くはウォーターフロントということで活性化の手段としていわれたがその背後にあるのはその風景が持つ物語性に起因しているといってもよい。

 

ニューヨークであれば、バッテリーパークの先、スタッテン島からの眺めやブルックリン橋からの眺めは、物語性を通り越して象徴になっている。ボストンもローガン空港から水上バスでアプローチするダウンタウンは有名なシーン。

 

東京もお台場とかあるけれど、新しすぎて物語性をまだ感じられない。それより魅力的なのはこのお堀の広大水面。この周りには歴史がある。上のイメージの石垣とその上のうっそうとした樹木群(これは明らかに明治以降、本来お城に木を植えてはいけないのだ)の組み合わせは、比較的新しくても強い日本的なものを感じさせる。一瞬ではあるがこのイメージに伊勢神宮の広大な松林の中にある内宮を感じてしまう。

 

そういう意味では水辺を周辺ではなく内包するという都市構造は東京独自のものである。特にこの水面と建築の近さが魅力的。甲州街道から入ってくるときなどいつも惚れ々々してしまう。

 

2004.04.04 Hibiya Park

 

今日は朝から冬に戻ってしまったような小雨の寒い天気だけど、先週は暖かい日が多く、あちこちで桜が満開、今年は開花も早かったけどなかなか持ちがよいようで、日比谷公園もそれなりに満開。桜も一度は紹介しておかないとね。

 

いわゆるお花見の桜はご存知のようにソメイヨシノで、これは遡ると江戸時代末期に観賞用に交配されて作られた品種で、しかもその1本の木から全て接木=クローンで増やされている。いわば性格も体質も同じもの、だから一斉に咲いて一斉に散っていくのだ。

 

これも同質的なものをありがたがる日本的な価値観とあっているということ?

 

2004.03.27 Bedroom

ここにきたお年寄りの方は一瞬牢獄と思ってしまうのではないだろうか?そう考えるとぞっとする話。憤りを通り越した悲しい建築。

 

この前見学にいった障害者の方の療護施設の患者さんの寝室(個室)。コンクリートの打ち放しで仕上げている。

昨年の末に完成した最新鋭の施設だが、これはさすがにいかがなものだろうか?個人的にはとても耐えられない冷たくて硬質な空間。ここは障害者の方の中でも完全には回復できない障害と向き合って暮らさなければいけない方の住まいでしかも高齢者が多い。

 

建築としてはコンクリートの構造躯体で外断熱、衛生設備などもよく考えられて設計されていると印象があったが肝心の居室がこれでは設計者に温かい心があるのかどうか疑ってしまう。居住者の選択や一時的に過ごす商業施設ならともかく、居住者が選択できないこういう施設でこういう仕上げはないと思う。

 

案内してくれた施設長さんはとてもよい方で設計の際の話も色々教えてくれたのだが、この仕上げについてはさすがに困惑しているようだった。こういう設計者の独善とも思える悲しい提案が建築家の社会的な信用を落としている(なにをするかわからない)と思う。

 

2004.03.27 Chubu Airport

 

これも大阪へ出張したときの空撮のイメージ。オープン間近の中部国際空港(?)。常滑沖ということで知多半島の伊勢湾の側に関西国際空港と同じような感じで作られている。

 

びっくりしたのは知多半島が思っていたよりもずっと細くて空港の人工の土地とスケール的に大差がないということ。このあたりの地形がコンパクトなのか、空港が巨大なのかはよくわからないが、知多半島って日本地図でここ!とすぐにわかるそれなりの規模の空間だと思っていた。

 

昔、名古屋で仕事をしていたときは知多半島を南北に走る知多半島道路というのをよく走ったものだ。典型的な税金無駄使い道路でいつ行っても快適なドライブ(車がほとんど走っていない)だった。そのときはすごい山の中と思っていたが、空から見るとこんなもの。

 

2004.03.16 Free Market @ Sendagaya

お店に並んでいれば売り物だが、その辺にあればただのごみ?

 

たまがうれしそうに服を買っている。

 

こばんを病院に連れて行くと前の公園(日本青年館の駐車場?)でよくフリーマーケットをやっている。この日はあまり規模が大きくはなかったが、もっと規模が大きくなると縁日の出店や不思議なバンドなどもやってきてお祭り状態になる。

 

この日も寒い冬の終わりを楽しむかのようなにぎやかな様子。いつ見てもこういったお店で、誰が買うのだろうというものが色々並べてある。

 

同居人のたまはこういった雰囲気が大好きで、たくさんあるお店の中から不思議なものを探してくる。これは昔アメリカに住んでいたときもニューオーリンズの市場で不思議なアフリカの帽子を買ってきた。この日も服を何枚かかってとっても得意げ。

2004.03.06 Koishikawa Botanical Park

白梅、紅梅とレンギョウの3色の組み合わせが美しい。

 

 

 

小石川植物園に梅を見に行った。東京大学大学院理学系研究科附属植物園というのが正式な名称である。その昔はいわゆる小石川養生所があって赤髭先生がいたところ。もっと前は徳川幕府の薬草園があった。

 

今年は暖冬ということも会って梅も開花が早くて、このときもすでに花が終わりになりつつあるものも多かった。とにかく種類がたくさんありすぎてどれがどれだかよくわからない。

 

江戸時代(もっと前?)からの品種なので品種の名前も日本酒の銘柄みたいのばっかり。これだけ種類が多いので品種が混ざってしまうのでは心配になったが、ガイドしてくれた先生の話ではこういう有名な品種はほとんどが接木で、実から育てることはほとんどないのだそうだ。深く納得。

 

ウメ科の植物は近親相姦(?)を防ぐために自分の木の花粉は自分の木では受粉しない。梅干を収穫するにはわざわざ花粉を供給するために別の木を植えるとのことだ。

 

それにしても日本人は上が好きなようだ。実際自分もウメの花を見ていると寒さが厳しい中で咲いているウメに春への想いやら、その孤高の雰囲気(ウメがしているのはスカッとしたいい天気というよりは少し曇りがちの冬空が似合う)やらを感じてしまう。それより何よりこの花そのものが日本の意匠にしっかりと根付いている。もとは中国から来たんだけどね。

 

2004.02.28 Japan Institute of Sports Sciences  

大袈裟だけどこのトラス架構はわけがあって内部には練習や測定のための大空間がいくつもある。

 

東京都北区にある国立スポーツ科学センターに見学調査に行った。ここは国際競技で勝つためにスポーツ選手を医学・価額・情報の分野でサポートするという施設。

 

まずこのすごい外観に圧倒される。わが家ではこういう大袈裟な建物は「地球防衛軍(の基地)」と呼ばれている。この前まではうちの近所にある自治医大の大宮医療センターが「地球防衛軍」だったがここを見ると、自治医大は地球防衛軍に勤めている人の宿舎くらいに格下げになってしまった。

 

実際、内部もものすごく大袈裟。スポーツ選手が長期間合宿することがあるそうだけど、その宿泊施設全体の酸素分圧が下げられるようになっていたりと、とにかくやってることが大袈裟。

 

案内してくださった人がとても親切で大変感謝です。日本選手の活躍を期待しよう!北島康介選手もここで練習しているそうだ。がんばれ!にっぽん、ちゃちゃちゃ!

 

2004.02.22 Shonandai Culture Center

 

この玉を見ればすぐにわかる湘南台文化センター。最近藤沢に行く機会が多い。初めて実物を見たときには正直言ってぎょっとした。これが何で文化センターなのか?

はっきり言って趣味の悪いアミューズメントパーク。特にこのときは外部が改修工事中らしくトラ柵があちこちにあって、改修工事というよりはお客さんが入らなくなって取り壊されてるのを待つばかりといった風情。

コンペで勝った建築家の方には悪いが幼稚な建築ではないだろうか。おそらくこの玉や周辺の菱餅に建築的に崇高なるコンセプトやらメタファがおありなのかとは思うが、一般市民はそうは見ていないでしょう。しかし別の見方をすれば藤沢市民がこれを選んだのも事実。

藤沢市は最近仕事でいろいろ町の文化や歴史を研究しているが、市民意識の高い土地柄で尊敬できる面が多い。が、こればかりはちょっと暴走でしたね、と申し上げたい。それくらい変な建築。

 

2004.02.14 Mt. Fuji

飛行機から見た富士山。

山の斜面の右(東側)と左(西側)で雪の量がぜんぜん違う。

 

大阪に日帰りで出張。最近飛行機で行く人が多いのでやってみた。飛行機のほうが楽。なんといっても飛んでいる時間が50分程度というのは楽なもんで、新幹線の2時間半はやはりつらい。特に最近人をはねた(らしい)500系のぞみはシートが最悪で、これにずっと座っていると腰やお尻が痛くなってくる。

 

値段も早めに往復で買えば同じか安い場合もある。ただし羽田へのモノレールや伊丹空港からのバスは別にかかるので、これらを全部まとめるとまだ新幹線のほうが少し安い?

 

伊丹空港からのバスは困りもんで、高いうえに時間が不正確。これは既存業者の保護という関西圏の癒着の悪い体質がもろに出ている。こういうことを長年我慢できる関西人には頭が下がる。関東だったらとっくに時間が正確な地下鉄とかその他の専用の交通機関ができている。

 

帰りは空港行きのバスに乗ろうとして、空港行きの便のあるホテルの前に行ったら、渋滞で遅れるので運休と何事もなかったように窓口のおっちゃんが言ってる。別のホテルの前から出るからそっちに乗ったらと親切なんだけど、なんか違う感じ。いろいろな会社のバスがばらばらに空港に向かっていて値段だけが統一されている。荷物を担いでホテルの間を走りまわらされるのだけは勘弁してほしい。

 

2004.02.08 Kitanomaru Park

1月のおしまいに北の丸公園に行った。武道館のあるところで有名だが、庭園樹木の公園としても見応えがある。

 

ここ数日で梅が咲き始めてきたが、ここにいったときは梅は未だでこのロウバイが見事な花をつけていた。ロウバイのロウは蝋燭の蝋のような質感だからということ確かに厚くて少し透明な感じがする花弁は、ロウ細工のような印象がある。

 

話は変わるがこの写真を撮ったのは普通のデジカメだが、ズームがあるのとそれなりの光学性能を持っていることで、マルチスポットのオートフォーカスだが、なかなかピントが狙ったところに合わない。

この写真も相当の枚数を撮って、そのなかで一番シャープだったものを掲載している。まぁいくら撮ってもデジカメの場合はただなので気持ちは楽だけど、なんか一枚にかける意気込みは薄くなったような気がする。

 

2004.02.01 The Australian Embassy

 

 

セミナーでオーストラリア大使館にいった。もちろん行くのは初めて。セミナーもおもしろかったけど、大使館の建物のユニークさにもびっくり。エントランスからしてこの窓周りの不思議なスクリーンは何だ。

 

下を通る人からの視線を避けるため?オーストラリアの人たちがそんな繊細にはとても思えない。というかそういうことを気にしないおおらかさがオーストラリアのいいところだと思う。

 

してみるとオーストラリアが考える「日本」のイメージの表現?というようなわけのわからんことを言う建築家に騙されたということ。少なくとも正真正銘の日本人である私から見てもこれは「異質」。百歩譲ってこういうスクリーンは認めてもこの角度は理解できない。

 

屋内はセミナーのホール(おそらくはこの施設で一番広い空間)は階段を降りるとそのままホールになっていて、このおおらかさは大陸的というかアメリカ的な感じがする。日本だったら厳格に区切り、どこにでもある意味のない厳かさを演出する。この空間は最近見たものの中ではかなり新鮮。

 

法的にはこういう空間の区画って確か必要なはず。建築法規に関しても治外法権ってある?

2004.01.20 Shinkansen

天竜川のあたり

 

米原のあたり

 

大阪に出張。1/19の朝行って、1/20の朝一で戻ってきた。朝は眠くてぼんやりだが、何も考えずに車窓から外を眺めて目に飛び込んでくる映像をあるがままに受け入れているのが意外と快感だったりする。

 

むかし片岡義男(小説家です)のエッセイには新幹線での移動を「暴力的なスピード」と形容していたけど、新幹線の窓からぼんやり外を見ているとそのことを時々思い出す。

 

確かに飛行機のほうがずっと速いけれど地表との近さ(新幹線は当然地面に接しているが、高架の線路が多いので超低空で飛んでいる感覚が確かにある)を考えるといわばゴーカート的なスピード感があると思う。

 

どれにしても東京から大阪に行く間で地勢もそうだが天候もめまぐるしく変わる。特に豪雪地帯でよく新幹線が遅れる岐阜羽島から米原あたりはその前後とは景色が一変して鉛色の空と雪原になる。それがまたみるみる雪がなくなって青空が戻ってくる。

 

車窓をずーっとただ映しているビデオやDVDがあるそうだがその面白さは十分に理解できる。

2004.01.18 Café @ Sendagaya

体重を気にして食事にはデリケート。

とはいっても時々発作的に甘いものがほしくなるのだ。

 

千駄ヶ谷のカフェこばんの病院が千駄ヶ谷にあって2〜3ヶ月に一度行く際にはいつも寄るところ。昨日はこばんの病院ではなかったけれど新宿にクルマで来たのでちょっと一休み。アフタヌーンティとスタバが混ざってあるので、どっちで何を買っているのか未だによくわからない。不思議なインテリアのお店も併設されている。これはアフタヌーンティ系のお店らしい。

コーヒーはアフタヌーンティもそれなりの値段がするので、スタバのレギュラーのほうが断然お勧めだが、軽い食事はアフタヌーンティのほうが全然お勧め。

2004.01.18 Dior @ Omote_Sandow go to movie

久しぶりに原宿に行く。表参道の雰囲気がだいぶ変わったのに驚いた。昔からのお店もまだあるけれど、びっくりしたのはいわゆるブランド系の巨大な独立したショップ。建物全体がブランドをあらわすコンセプトでこれがそこかしこに、中でもすごく目立っていたのがこのDIOR。冬の寒さに映える「氷」のようなイメージ。

これは歩道橋の上から撮ったけど、隣を歩いてた女の子が「こおりみたーい」と言っててやっぱりね。

イメージはストロボを使わざるを得なかったけど実際にはもっと白くてぼうっとした感じ。ミースの描いた有名な「ガラスの摩天楼」に似た雰囲気。あの木炭画のかすれたタッチがファサードの質感と不思議に重なる。

 

これで同潤会のアパートが安藤忠雄の設計で完成する頃には表参道のイメージもだいぶ変わって全体が六本木ヒルズみたいになってしまう?

 

表参道と原宿は自分の中では同質的なイメージがあったけどこうなってくるともうはっきりと別の街といった印象でアウトサイダー的なイメージは原宿で、表参道は体制的な価値観の定まったお金持ちの消費空間へ歩いていく感じがする。同潤会アパートにあった個人ベースのギャラリーや雑貨のお店は表参道の「おもて」からは姿を消していくのだろう。

 

2004.01.12 Naval Base @ San Francisco

Click photo for bigger image.

 

去年の10月に行ったオレゴンのはなし、の前にポートランドに入る前に乗り継ぎの間に半日サンフランシスコを観光したしたはなし。

といってもとにかく景色のよさそうなところを車で走り回っただけでここはサンフランシスコとバークレー方面をつなぐセントラルブリッジで途中の小島ではさんで二つの橋からなっている。

ここはその途中の橋で海軍の基地がある。真っ青な空とパームツリーで昔のLPアルバムのジャケットを思い出す。

他愛もない写真だけど冬の寒い時期はこういうお気楽な感じの写真を生理的に求めてしまうのだ。

2003.12.30 Apple Store Ginza

どことなく昔のG4 Cubeに似ている?

 

これもちょっと前だけど、銀座のアップルストアに行って来た。はっきりいってアップルはもっと前にこういった場所を作るべきだったと思う。エレベーターまでデザインされているのには驚いた。店員さんの応対も洗練されていてプレミアム性を感じる。

 

私も今は仕事でほとんどがWindowsを使うようになってしまったが、パソコンはSE30から始まった。その後IIci、PowerMac7500を経てPowerMac G3のDT233(これはCPUカードの換装やビデオカードの追加などでかなり手を入れた)でそれ以降は投資していないのでこれを最新の仕事に使うとなると一体いくらかかるのか考えたくない。しかも昔MacDrawで作ったファイルもたくさんあって、これはもうどうしようもない。Macのことを書き始めると止まらないので機会を見てまた書くとしよう。

 

蛇足だが、12inchのPowerBookにCinemaDisplayHDをつなげた夢のような組合せが1階にあったがフリーズしていてがっかりさせられた。まぁこういうところがMacらしいか。

 

2003.12.30 Tokyo Millenario @Marunouchi go to movie

このブルーが江戸切子のイメージ?確かにきれいなブルー。

 

実は昼間もきれい。霞むようなゲートの空間の雰囲気がいい。

 

東京ミレナリオに行ってきた、というか勤めているところの横が丸の内の中通りというところでここがミレナリオなるイベントの会場になるというのはつい最近知った。

 

もう1ヶ月以上も前から少しずつこの鳥居というかゲートが組み立てられていた。なんでもフランス人デザイナーと日本のデザインの融合らしくて一時はやたらに映画監督みたいな感じのフランス人がうじゃうじゃこの界隈にいたのだった。

 

実際に点灯してイベントが始まったのは12/24からだったが、たまたまこの点灯式のときに丸ビルのあたりにいてものすごい人出だった。点灯したゲートはとてもきれいで、たくさんの誘導員の人がいるにもかかわらず人の流れに任せて全然並ばなかったのに中央の通り部分を東京から有楽町まで歩いてしまった。誘導員さんすいませんでした。

 

江戸開府400周年で江戸切子もモティーフだとのことだったがきっとこの青い部分がそうなのでしょう(全然違ってたりして)。

 

全体的には昔の表参道のケヤキ並木のライトアップみたいなものを想像していたが、誘導員ばっかりでしかも一方通行。いかにも三菱地所と千代田区が見せてやってるんだから文句をいうなという丸の内の雰囲気丸出しのイベントだった。

 

 

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