なぜこんなものがあるのかと思わず不思議に思ってしまうものとの出会い。

変だけど、こういうものが全然なかったら多分退屈な世界。

Weekly Kurumiyama トップページに戻る

2004.12.31

ここに飾ってある猫はけっこうぶりっこ。

ここは「へっぽこ」こーなーなので、最後にオランダでみた「ねこ」ものを公開なのだ。だけど実はへっぽこではなくて、結構感動もの。これは高齢者施設の入居者の部屋のドアのデコレーション。きっと猫が好きで猫の思い出がたくさんあるおばあちゃん(おじいちゃん)なんだろうということがノックする前にわかる。

その下にあるのは、やっぱり高齢者の施設で地元の美術学校の学生が入居者の人のために描いてあげたもの。入居者がリクエストしている風景や一生懸命に学生が描いているシーンを想像するのもほほえましい。

人のやさしい気持ちって本当にかけがえのないものだと思う。それにしても猫のしぐさのとらえていることの巧みさといったら。さすがレンブラントやフェルメールの国なのだ。しかも漫画っぽくなっていないのが大人の国なのだ。オランダ最高でした。

表情をよくつかんいる。将来の大画家。

これも雰囲気でてる。

しっぽの長いところや遊んでいる雰囲気がいいのだ。

 

生きている猫もちょっぴり登場。立派なやつだった。

 

2004.12.23

蝿が5匹の看板が見える。日本ではかなり抵抗ありそー。

またチキンだったのだ。とほほ

 

視察の最後の晩に行った有名なレストラン。「五匹の蝿」という風変わりな名前。なぜそういう名前になったのかは観光好きな人に任せておきませう。

 

今回もチキンだったが、ローストして何かソースがかかっている。チキンは何回食べたかわからないけど、淡白すぎて味の印象がほとんどない。まぁだから毎日食べ続けられるということか。

 

ノルウェーもオランダもおしいものはおいしかったし、おいしくないものはおいしくなかった。これは日本でも同じ。だけど概していえば気取ったレストランで出すものほどおいしくなくて地元料理ということで食べたものの方が全然おいしかった。印象としては煮込み料理はとってもよかった。ロースとものはわざわざ当地まで来て食べてよかったと印象はない。

 

おいしかったのはビールでしょう。グロールシュの生ビール!これだけはオランダでないと飲めない!

 

よーするになにを食べるか選ぶ側の問題。そういう意味では旅行会社にまかせっきりの企画は限界?というか旅行会社の担当者の腕前(ネットワークやアンテナの高さ)にかかっているということ。

 

2004.12.11

 

そろそろ視察も終盤になってきて日本食が恋しくなってきたところで入った日本食の軽食堂。試しに頼んだチキンカツカレーがこれ。チキンカツが丸々2枚とサラダとカレー。これで9ユーロくらい。味はともかく日本の田舎の喫茶店のランチみたいだった。ちゃんと福神漬けまで付いていてこれには結構感激した。

 

周りを見たら日本人だけではなく、現地の人のほうがはるかに多い。みんな器用にお箸を使って親子丼や味噌ラーメンを食べている。中華もあるのでオランダ人の箸の使い方は日本人が想像するよりもずっと上手なのだ。

 

これって、本当は日本料理ではないかもしれない。でもまちがいなく日常料理なのだ。

 

2004.11.27

チキンばっかりでやや食傷気味だったのだ。

 

アムステルダムでのランチ。チキンのローストだけど、びっくりするのがこのにんじん!この大きさで原型のまま。ほんのり甘味が合ってけっこうおいしかった。

 

オランダは特にこれ!という名物料理はないらしいが、だいたい煮込み料理がおいしい。それからビール!ハイネケンの本社がある。グロールシュというユニークな瓶で日本でも有名なビールがあるが、こういったビールの生ビールはオランダでしか飲めない。グロールシュの生!これは絶品だったのだ。

2004.11.20

ノルウェー料理ではかなり有名なレストランらしかった。

お値段はご想像にお任せします。

 

ノルウェーの名物料理、トナカイ!だそうだ。トナカイは去年のヘルシンキでも食べたけど、そのときは注文するのがたいへんだった。だってトナカイって何と言うかわからなかったのだ。

 

今回はばっちりReindeer(reinとは引き綱というような意味でサンタさんがそりで使うように鹿の仲間ではめずらしく馬や牛のように実用に供されるからこういった名前がついているらしい)で出てきたのがこれ。

 

ヘルシンキもそうだったがすごい濃厚なソースで肉の味はよくわからない。全体的には繊維が多くて硬かった。ソースの味はかなり甘くていかにもヨーロッパの料理といった感じ。嫌いではない。というか濃厚なソースは大好きなのだ。洋ナシがご愛嬌。

 

2004.11.09

“にっぽんのはじ“

だけどいっぺんこれがやってみたかったのだ。

 

オスロはムンクが暮らした町なのだ。というのは実はオスロに行ってから知った。とすればあのゆーめいな「叫び」も見れるかも・・・、いやあれは確か盗まれているはずだ・・・なんて思っていたら本当に「叫び」と対面する機会があったのだ。

 

なんでも「叫び」は4枚あるらしくて、盗まれたのはムンク美術館にあったものとのこと。これは国立博物館に展示してある「叫び」でこの通り無事だったのだ。

 

実際の絵はガラスのカバーもなくそっけなく展示されている。写真も撮り放題。ということでお約束の一枚。これは前からずっとやってみたかったのだ。夢がかなってチョーうれしい。

 

それにしても前回のフロネル公園といい、ムンクの「叫び」といい、ノルウェーって大丈夫・・・という感じがしてくる。

超有名な絵のはずなのに飾ってあるところは素っ気ない。

ヨーロッパの美術館というのはこういうところがある。

 

本当はこんな感じの絵なのだ

 

2004.11.09

ビールはけっこうおいしかったのだ。

 

ノルウェーの食事ということで、やっぱり有名なのはサーモン。2日目の歓迎ディナーでしっかりと登場した。はっきりってまずかった。生臭くってボイルもてきとー。

 

付け合わせも小さいジャガイモ(これは以降、あらゆる場面で登場することになるのだ)、アスパラガスと塩もみきゅうりという不思議なパターン。このときはノルウェーでの食事に大いに不安を抱いたものだ。

 

今まで食べたサーモンで一番おいしかったのはアラスカのデナリ国立公園のロッジで食べた網焼きのサーモン。油が乗っていて焼加減も塩加減も最高だった。

2004.10.31

 

スキポール空港内に合ったお土産要の食料品店。そこのチーズ売り場。ゴーダやなんやらオランダはチーズの国でもあるのだ。これは最後の日にお土産でチーズを買ったときに知ったのだが、同じチーズでも牛乳からのゴーダ、ヤギからのゴーダ、羊からのゴーダなど実に細かい。

 

空港でさえこんなに色々あるのだから町の中だったらどんな感じだったのだろう。最も市中で買ったチーズだと植物検疫で日本に持ち込めない場合もあるらしい。

2004.10.02

 

会社の前の地下鉄の入り口。駅名の看板の脇の逆さの円錐のオブジェ。これはいったいなんだろうと思っていたらなんと地下鉄のシンボルらしいのだ。とはきっと誰も思っていない。

 

ご丁寧に夜照らす照明まで付いている。こういうものこそ都市のノイズなのだ。聞けば石原都知事も喜んで賛成したとか。

 

それはそうとこの青と白の色使いは江戸時代の江戸では人気があったらしい。遠山の金さんが登場する奉行所の金さんのすわる上座の後ろの襖紙も青と白だったことがあった。

BMWに言わせるなら空と雲の象徴だそうだが、江戸時代の楽天的な雰囲気が伝わってくる。渋い柄や粋が重んじられる半面意外なほどの鮮やかな色使いもあってはっとする。

 

2004.09.11

 

仕事場のある丸の内の界隈でまたもや不思議なイベントがあって、メルセデスのスマートがそこかしこに置いてある。大体丸の内はこうしたお金をかけた変なイベントが時々ある。この前はそこいらじゅうに牛の模型がピンクや緑に塗られて置いてあった。

 

こんな阿呆な企画に引っかかるなんて丸の内の企画担当者はよっぽどのお馬鹿か電通あたりにすごうくたくさん貸しがあるのかのどっちかだろう。

 

それはさておいてスマートだがいつ見てもはっとする新鮮さがある。そのプロポーションとフロントマスクが都市の知性を感じさせる。というかなんか動物っぽくて都会の無機質な空間に住んでいる新種の生物といった雰囲気がある。

 

個人的には本質的に二人乗りの車というものに対してエコとか環境への配慮を感じない。どんなにきつくてもいいから2+2位が都市のコミューターとしての要求性能だと思う。

 

ということ気持ちはみんなあるようで最近4ドアのスマートが出たが、ぜんぜんそれらしくない。プラットフォームは三菱のミラージュということでさらにらしさが減ってしまった。

 

まぁ1つの生物として見れば2人乗りでもおかしくはないか。実際スマートが2台に1台くらいの頻繁さでみられれば都市もずっとチャーミングになる気がする。この1番下の赤いのなんかいいよね。

 

2004.09.06

 

あつうい夏ももう思い出になってしまった感じだけど、これは今年の暑い夏のひとこま。ガーデンファニチャとしてよくあるパラソルだけど、人間のためではなく金魚様のためなのだ。

 

とにかくこの猛暑で、金魚のいるカメはどんどん水温が上がって夕方ともなればもうちょっとしたお風呂みたいになっている。金魚のことは前にも書いたけど寒いのはかなり平気だけど、暑くなるともうだめ。実際この猛暑になる前のシーズンはじめに2匹が死んでしまった。1匹はどうも猫にいたずらされたらしくて、もう1匹は暑くて瓶から飛び跳ねて飛び出してしまったらしい。

 

ということで今年はホースで井戸水をがんがんやって水温を下げることと日傘で水温を上げないことでなんとか残った2匹は夏を越すことができたのだ。こうやって見るとやっぱり今年の夏は異常だった。

2004.07.03

 

なんとびっくりこばんのお皿が!お前いつからモデルになったんだ。というくらいこばんにそっくりの猫が描かれたお皿をたま(同居人)が買ってきた。イギリスの製品でIVORY CATというそうだ。それにしても毛の色といい柄といい本当にこばんとそっくり。ということはこばんには英国猫の血が混じっているということか。

 

だったら「こばん」という純和風の名前ではなくてエリザベスとかマーガレットとかダイアナとかアンとかそういう名前にすればよかったということ?でもやっぱりこばんという感じなんだな、これが。

 

道でもいいけれどこの猫の背景が孔雀の羽と日本の扇子という妙な組み合わせなのが気になるのだ。

2004.06.26

 

月に1回、帝国ホテルのインペリアルタワーにあるオフィスに打ち合わせに行くのだが、そのロビーに置いてある彫刻。このねこの表情といい、箱の組み合わせといい、猫の好きな感じがすごくうまく表現されている。

 

いつも見るたびにカメラ持って来ればよかった!と後悔するのだがこの日はたまたまデジカメを持っていてこうやってホームページに載せることができました。

 

作者は島田紘一呂さんという人で、ネットで検索したら本人のホームページがあって見てみるとかなり有名な人で人気もあるようなのだ。こういったねこの彫刻も多くて独自の世界がある。ファンになりました。同居人のたまはすっかりこれが気に入って絶対買い取るんだといっている。

 

この顔と前足の組み合わせが本当にその瞬間を掴んでいる。こういう表情を見せているということは猫たちもきっと幸せに暮らしているんだろうね。

2004.06.05

 

これはへっぽこというよりは、本当に気持ちが悪い。朝、金魚にご飯をやりにいって物置の脇のカクトラノオの根元に何かごみが・・・と思って顔を近づけたらこいつ。思わず足がすくみました。

 

詳しくはわからないけどおそらくはヤママユガの一種のオオミズアオではないだろうか?山に行くと山小屋や旅館の誘蛾燈の廻りでばさばさ飛んでるやつだ。これも前羽根の両端の間が10cm以上ある。こんな街中にいるなんてかなり不思議。

 

これだけ大きいと顔ははっきりわかるし、手足が妙に鮮やかな赤。うーん、世の中の気持ち悪いものを固めるとこんな感じになってしまうのか。ということで決してこういう怖いものを集めているサイトではありません。それにしても画像でも見ると足がすくむ。

2004.05.11

これもPlaceと同様、古い写真を整理していたら出てきたもの。1999.12.18とのクレジットがある。当時の自分の家のデスクトップ廻り。部屋の環境は殆ど変わっていない。唯一変わったのがパソコン。当時はMacを使っていたのだ。多分これはG3 DT233にアクセラレーターカードやらグラフィックカードやら内蔵MOやらを組み込んで使い込んでいた状態。メモリもたしか512MBくらいまでにはしていたと思う。自称モンスターマシン。今だとモンスターどころか森の小動物のようなスペックだが、当時はこれでFormZでバリバリモデリングしてレンダリングしていたのだ。

 

それにしてもかっちょいいのがこのキーボードやモニター。マシンの物理的性能は向上しても意匠のような感応性能は必ずしも進歩しない好例。Appleは概ね進化しているが、国産のパソコンメーカーは相変わらず目を見張るほどのひどいデザイン。この時代が懐かしい。

 

2004.05.02

 

ずーっと前からあったのに紹介し忘れていたのがこれ「食通たまの伝説_まぐろ・ささみ_国産品_60kcal」。これは何か一瞬わからない人がいるかもしれないがいわゆるペットフード。

 

それにしても誰が考えたのかこのネーミング。とにかくこれがおかしくて他にも色々あったけど、この缶だけは洗ってとってあるのだ。猫のご飯のパッケージングにはこの「食通たまの伝説」以外にも楽しいのがいっぱいある。たとえば「親心(おやごころ)」たしかにそれはある。「猫公爵(ねここうしゃく)」なんで公爵なの?

 

ちょっとビョーキでディープな世界。だけど猫をかわいがってくれる人なら何でも許してしまうのだ。

2004.04.25

 

私の肩です。

学校の授業で筋の触察というのがあって、1年生で始まったばっかりなので、筋肉ではなくてまずは骨から。肩甲骨の縁をずーーーっと触察して輪郭をマジックで描いていく。

 

まずは内側のはっきりわかるところ肩甲棘の端部を探り当てて底から下にずーっと降りていって下角(下端)までいったら今度は外側縁に沿って触察。

 

とまぁこんな風にやっていくのだが、このマジック描きはどこまでやるのだろうか?次は肋骨?そのうちに体じゅうがマジックだらけになってしまったりして・・・。へっぽこだけど楽しい毎日。

2004.04.17

これってホントにフォルクスワーゲン?

 

 

今回、Placeで紹介している東京国際フォーラムの中庭、以前もロータスの新車の展示があって紹介したが、普段あるのはこういった「こじゃれた屋台」、案の定、丸の内OLが愛用しているのだ。きっと雑誌にそれらしく紹介されているのだろう。

 

「国際フォーラムでのプレゼンテーションの合間にテイクアウトのランチにおすすめ・・・」とか何とか歯の浮くような、かつありえない映画のようなシチュエイションに勘違いして買っていく人も多いのだろう。

 

実際お昼時はかなり混んでいる。おいしければいいんだけど、なんか量が少ない割に高い。そうはいってもおいしそうなものがあるのも確か。今まではカロリーコントロールでお昼は(スリムな)OLごはんだったけど、学校に行くようになってお昼にまとまったカロリーの食事(800kcalくらいは必要)を摂ることになったので、今度試してみようかな。

2004.04.11

こばんを連れて行くお医者さんに教えてもらったのだ。病院ではおとなしく載ってるくせに。この外面のよさは何なんだ。

以前、こばんのえさを計るためにデジタル調理用はかりを買ったが、これはついに登場したこばん専用体重計。10kgまでなら20g単位まで計れる精密なやつなのだ。

 

こんなものばっかし買うから我が家は「モノ」が減らないというご意見は甘受いたしましょう。全くその通りでございます。この上の舟みたいな部分にこばんが横になれば下の表示部分にデジタルで数値が出る!すごい!(当たり前だ)

 

ということでさっそくこばんの体重を計ろうと思ったが、ここで大問題。こばんはこの体重計が「きらい」なのだ。抱きかかえてこの舟の部分に載せられるのをすごく嫌がる。あーあ、困ったな。この舟の部分にマタタビでもすり込むしかないのか。とほほ。

 

2004.04.04

 

これは丸の内の皇居の前にいっぱい置いてある石のそろばん玉、というのは冗談で見てもわかるように車両の進入禁止のためのもの。

 

時々こういうなぜ?というデザインがある。これはおそらくそれなりの御影石ではっきりいってかなり高価なもののはず。それがこんな風に惜しげもなく置いてある。当然盗んでいく人もいないと思うけど。

 

こういうものはいったい誰が企画を出して誰がデザインして、(そしてこれが一番大事でしかも楽しいのだが)誰が許可したのだろうか?これが日本文化の源流である皇居に合うと誰が考えたのだろうか?

 

交通費を出してまで見に来るものでは絶対無いが、近くに来たときには一度ごらんを。あまりのばかばかしさに吹き出してしまう。

 

2004.03.27

 

今週のネタは机の上を見回していたら、あったあった、前から紹介しようと思っていたものがあったのだ。といってもイメージは単なるUSBケーブルで、この赤いのがそれなのだ。ゴム製のケーブルホルダーでくねくね曲がってこういうケーブルを束ねておく。

特にこのUSBケーブルとノートパソコンの電源ケーブルはいつもこのケーブルホルダーで束ねているのだ。PowerBookやThinkPadなんかはケーブルにちゃんとマジックテープのバンドがついているが、これもなかなかおしゃれで使いやすい。

フィンランドに行ったときにヘルシンキのALTEC(有名なアルバ・アアルトが主催していた家具の直営ショップ)で買った。実はひそかに自慢だったが最近、輸入の文房具屋さんで売っているのを発見した。いくらで買ったか言うと日本で買う人に気の毒なので秘密。

 

2004.03.21

大きいのが2匹と小さいのが4匹。みんな無事に冬を越せたようだ。大体冬は大丈夫で注意しなければいけないのは水温が上がりすぎる夏なのだ。

 

イヴェントにも登場した金魚のはなし。庭に池があってそこで魚を飼うというのはずーっとやりたかった。というか自分の育った家には池があってそこに金魚やめだかがいるというのは当たり前で小さな家のあるこの家で暮らし始めてかなり早い時期からこういうカメとお魚がいる。

 

いまは金魚とめだかがそれぞれのカメに住んでいる。金魚はずーっと長生きの子がいたのだが残念ながら昨年の猛暑で5匹くらい死んでしまったいまだに後悔の念がある。ずーっと水を変えてあげようと思っていて、明日変えようと思っていたその日に死んでしまった。

 

これはかめの水を替えているときの仮の宿にいる金魚たち。心なしかうれしそう。こんなぽかぽかの陽気だと、澄んだ水の中で泳いでいる金魚の影が底に映って、それがゆっくり動いているのを見ているだけでなんとなくのどかな気分になってくる。

 

2004.03.15

最近は何でも計っている。これは朝食べるシリアルにかけるローファットミルクを計っているところ。180gでした。

こばんのところでも書いたけどこばんがダイエットしなければならなくなったので、ご飯の量を正確にコントロールすることになった。ということで正確な計量が求められるので調理用のはかりを買ってきた。

単に表示がアナログからデジタルの表示になるだけのことかと思ったら、それだけではない。昔の針がくるくる回る「はかり」とは別の道具という感じだ。

 

いいところはふたつあって、一つは表示がすぐに安定すること。昔の針のはかりは針が震えて数値を読み取るまでに時間がかかった。ほんの数秒だけど何度も繰り返す作業なのでこの違いは大きい。

 

二つは一度表示された数量をゼロ表示にできること。つまり最初に空の容器を載せてゼロ表示に戻せばこばんのごはんのあられ(ドライフード)を容器に入れればその分だけ計ってくれる。

 

前から知ってる人には当たり前かもしれないけど、これってとっても便利。最近では何でも計ってまた同居人から呆れられている。

 

2004.03.06

しっぽと背負えるベルトの上半分が猫の前足になっているのがまた笑ってしまう。

 

1月に表参道に行ったときに買った猫のかばん。かわいいかどうかは別にして、この口が開いた状態がなんともお馬鹿ながらある種の猫の表情をうまく捉えている。猫のいたずらで悪い感じがいい。それから猫は絵で描くと口が小さいけど、あくびをするときはすごい大口。このかばんはそんなとこもうまく衝いている。

 

厳密にいえば顔と口が造形的にはつながっていないのでこれはむしろ「千と千尋の神隠し」の「かおなし」に似ているともいえる。そんなことはどうでもよくてこのかばんがわが家の壁のフックにぶら下がって少し口が開いた状態を見るとなんともいえない。

 

これも日本製だけど、以前のにゃんこ温泉と比べるとこちらのほうがずっと健康的な笑いの気分。

2004.02.22

ミッドシップのボディでまともなデザインはフェラーリだけかと思っていたら、結構いい感じ。最悪なのはNSX、ボクスターも斜め前や後ろはいいけど真横からだと幻滅させられる。

 

エンジン横置きってこれじゃホンダだよ。

 

少し前だけど、毎朝通る東京国際フォーラムの中庭でロータスエリーゼの展示会があった。なぜ今エリーゼなの?というのは全然わからなかったが、後で聞くと新型モデルが出て、トヨタのエンジンを載せたモデルも出たのだそうだ。

 

ロータスエリーゼのこのタイプ(の一つ前?)を初めて見たのは確か箱根ターンパイクに行ったときに終点の大観山の駐車場だった思う。それまでは車の雑誌でしか見たことがなかったが、とにかく街中ではおよそお目にかからなかった。

 

そりゃそうだろう、確か標準仕様ではエアコンも付いてないし、ストップアンドゴーをさせるにはあまりの繊細なエンジン、そしてこのオープンのボディでは隣にセルシオが並ぶとまるでRV車が来たと勘違いするようなお尻を擦るような低いボディ。

 

しかしこの低さとオープンのボディは郊外のドライブコースでは最強でしかも尽きない喜びを提供してくれる。そういう意味では実用性はゼロだけどそのことがマイナスにならない。オープンのスポーツカーってそういうものなのだ。

 

そのエリーゼにトヨタのエンジン?って夢のない話。エリーゼのキャラとは対照的な組み合わせ。本質的に日本のエンジンは数値重視、実用域無視。おそらく3000回転くらいではスロットルペダルを戻したときのエンジンブレーキもろくに効かないのだろう。

 

こういう車はスロットルペダルで運転するっていう感覚だと思うんだけれど、それでエンジンの回転がなかなか下がらなかったらブレーキ使うしかない。それじゃ面白くないでしょう。と乗ってないのに偉そうにって言われても仕方ないけど、これはみんなうちの黒猫号で感じたこと。

 

2004.02.14

 

横浜の中華街に行った。久しぶりに爆食い。食後のコーヒーを探していたら偶然あったのがこの中国茶を出すお店。この不思議なディスプレイに思わず惹かれてしまった。有名(?)な銘柄の茶葉の容器がずらーっと並んでいる。多分ここには入っていないんでしょう。

 

なんでも岩に苔のように(?)生えている植物から作る岩茶(がんちゃ)というのがあるらしい。さらには普通の緑茶系やプーアール茶(これは黒茶というそうな)、おなじみのウーロン茶やジャスミン茶とか色々あったが、酔っ払っていたのとおなかがいっぱいだったのでどれがどれだか覚えていない。

 

おままごとみたいなきゅうすにお湯を入れて外からもお湯を注いでじょうごみたいな用具に垂直に突き立てるようにきゅうすをセットする。一連の操作をお店のおねえさんがやってくれたが手つきが見事で見とれてしまった。

 

山下公園のほうから中華街の門に入る手前のところでおそらく色々な雑誌でも紹介された有名なお店なのだろう。おすすめ。デザートで付いてきたゴマ団子もおいしかったのだ。

2004.02.08

フィンランドでは有名らしいALLUくん

 

トナカイのこの単純化のされ方が見事。

北欧のモダンデザインのすなおさとたくみさを感じる。

 

前回の「かわいい」に関連して、自分なりに「かわいさ」を感じるものについて。

これはフィンランドのアーリッカ(aarikka)という会社が作っているもの。アクセサリーというか、マスコットというか、インテリア用品というか、そんなカテゴリーのものを作っている。

 

非常に形態を単純にしているが、その単純さが元の動物の雰囲気を損なっていない。素材も白樺や松でかすかに木目が見えるような単純だけど繊細な雰囲気=動物は自然の一部というメッセージが伝わってくる。

 

特に上のとりはALLUといってアーリッカの看板キャラクター、ディスニーのミッキーマウス(ではなくてドナルドダック?)といったところ。下は北欧ならお約束のトナカイ。これってよく欧米の応接間にある鹿なんかの首のやつのパロディ?

 

ヘルシンキのデパートで買ったときはALLUもトナカイも携帯のストラップがたくさんあって、日本の観光客への迎合?と思ったが、それは大間違いで、フィンランドはなんと言っても有名なNOKIAの国。携帯は日本よりも普及しているのだ。

 

フィンランドは母音でも子音でも二つ並べるのが大好きでこんな感じの単語だったら、フィンランドのものであることが多い。それからご存知の「XXXXネン」ときたら、これもフィンランド。「アホネン」「ナンヤネン」「スキヤネン」など本当にそういう人がいるらしい。

2004.01.31

キディランドにあったにゃんこ温泉。

最初は笑えるが、笑っている自分を想像すると・・・

 

スペイン製の猫のおもちゃ

つくりはかんたんだけどデザイナーが

猫を見つめていることを感じさせる。

「かわいい」ということについて考えてみたい。この言葉は「癒し」と共に今の時代を表すキーワードになっている。しかしはっきり言おう。日本の「かわいい」は病的だ。

 

左のイメージは原宿のキディランドにあった最近のキャラクターグッズで「にゃんこ温泉」というのだそうだ。別ににゃんこの温泉だろうが何でもよいのだが、問題はそのキャラクターデザイン。擬人化されたロリコン少女風の猫のキャラクターがさまざまな温泉シーンの要素で登場する。

 

「かわいい」ものは現代の日本では驚くべき勢いで生産されている。しかし、そのかわいさの基準はどんどん狭まっている。以前、誰かがかわいいと思ったものがただ踏襲されているだけ。

 

「かわいい」という価値は本来もっと幅広い、あるいは想像力を刺激する、はっとするという視点の巧みさにあったはずだ。たとえばうちのこばんでもそのしぐさのドキッとさせられるような擬人的な面、あるいはその表情に見出せる人間との共通した感情。そういったものをありのままに受け止める、感じるということが「かわいい」ということの原点ではないか。何も猫そのものを擬人化することではない。

 

いわば人間のためにカスタマイズされた味のお菓子しか食べられなくなってしまったということ。果物の自然の甘さや香りをあるがままに味わうことはもうできないのか。

 

健康的な「かわいさ」ってあると思う。下段のイメージはこの前、うちの奥さんが買ったスペイン製の猫のおもちゃ。ゴムのふにゃふにゃなものだけど、手足の太さとかしっぽとか実に猫の雰囲気をつかんでいる。何よりも全体から猫の「自分だけで生きていけるさ!」というとぼけた中にも依存を拒否するような雰囲気がかもし出されている。もちろん多少の誇張はあるが、それは決して猫を少女っぽくするとかそういう目的ではない。

 

2004.01.25

有名なサンダーバード2号も少しスマートに

 

このシーンには胸が高鳴ったなぁ。

がんばれ!サンダーバード

なんとサンダーバードが実写版の映画で今年の夏に公開される!

という話はおそらくマニアとか好きな人の間ではすでにすごく有名な話なのだろう。すでにミニチュアの模型付の前売り券というのがあってあっという間に売り切れてそうだ。

 

少年時代にどっぷりとはまった自分としては、どんな感じになるのか少し不安な気持ちも抱いてホームページで予告編を見たが、うれしかったのは当時のサンダーバードの一連のデザインが巧みに踏襲されていて、回顧的な感じと現代的な感じがうまく融合している印象だったこと(ぺネロープの乗っているロールスロイスのデザインには苦笑ものだったけど)。

 

もともとサンダーバードのデザインは子供心にもある種の必然性というか納得感があったし、そもそも人間が操り人形だっただけでメカは当時でも実写であり、模型とはいえ実際にはできないようなものには成りえなかったということがあるのだろう。

 

もちろん細かいことを言えばきりがないわけであって、サンダーバード4号のコンテナを荒っぽく海上に投下してコンテナの中にいるゴードン・トレーシー君は大丈夫なのだろうかとか?それをいうならばサンダーバード2号があんなに短いカタパルトから離陸していくには子供心にもすごい勢い(想像を絶する推進の加速度)がいるのではないか?ならば現場でやるようにさっさと垂直に離陸すればいいのに・・・等々。みんなほほえましいし、おそらく今の大人にとっては「それはサンダーバードだから許せるのだ」となるのだろう。

 

公開が今から楽しみ。予告編の冒頭に出ていたスキンヘッドの怖い人がジェフ・トレーシーか?と一瞬たじろいだが、どうもあれは悪役のフッドらしい。

 

2004.01.12

1100台のマックが1台もフリーズしないで動くなんて

それだけでも奇跡のような話。

これはびっくりというか思わず笑ってしまったのがこの「ビックマック」。

なんと最新のPowerMacG5を1,100台接続したスーパーコンピューターだそうだ。つけられた愛称が「「ビックマック」。

こんなおもしろいことをしているのはバージニア工科大学で以下のその記事の抜粋を・・・

 

「世界のスパコンの番付「トップ500スーパーコンピューター」の最新版が11月16日(米国時間)発表された。それによると、米アップルコンピュータ社の『パワーマックG5』(デュアルCPU)1100台で構築したバージニア工科大学のスパコン『X』(通称ビッグ・マック、1秒間の演算回数は10兆2800億回)が3位にランキングされた。アップル社の技術を利用したスパコンがランクインしたのは初めて。」

 

なんとなくたのしいはなし。理屈ぬきにこういう話が好きなのだ。

 

Weekly Kurumiyama トップページに戻る

 

inserted by FC2 system