わが家の小宇宙の物語

Part7(2008.04〜2008.12)

 

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2008.12.29

もみじを大胆にも庭の中央に移植。ここなら紅葉が楽しめる。

冬休みに入って3日目、家の用事ができるのは2日目なのだ。昨日は家の修理や買出し、今日は午前中から庭の本格的な手入れ。先週も少しやった柚子の樹の切り戻しをもう少しやってから、隣の山茶花もねじくれた枝をばっさり切り落として整姿した。

 

それから徒長したクライミングローズの切り戻しと誘引、パーゴラのブドウの蔓の切り戻し、鳴子ユリの地下茎の掘り出しと移植、こうなると止まらない。庭の隅に勝手に芽を出して勝手に大きくなったモミジを何とかしようということで移植を試みるが1本はもうどうにも掘りあげられない。もう1本は何とか掘りあげるが根回しも何もしていない状態で移植して生着できるかは大いに疑問。まぁ全て落葉している状態で休眠しているし。できるだけ毛根がある状態で移植できたから後は自然の神様にひたすらお願いなのだ。

 

それで最後に切り戻した全ての樹々にお礼肥をあげて庭を掃き掃除。これで年内の庭の手入れは終了なのだ。

ユリオプスデイジーも今が盛り。露出オーバーですいません。

 

このところ乾燥した日が続いているので最後にたっぷり水やり。

 

 

2008.12.21

 

庭の柚子の木から実を収穫したのだ。去年は異常ともいえるほどの豊作だったが、今年も去年ほどではないが概ね豊作なのだ。去年は国家試験の勉強やら何やらで収穫したのが12月28日だった。去年は実は多かったが黒ずんで美しい黄色の実が少なかったのだ。

 

今年はほぼ1週間早い収穫でご覧の通り、お店でも売っているような美しい果実が採れたのだ。やっぱり適切な時期に収穫することが大切だね。

 

今日は冬至で早速柚子湯かと思ったら、とりあえず浴室に飾ってあっただけ。明日が本格的な柚子湯だね。

 

2008.12.21

 

先週買ってきたカンパニュラ・メディウム。初夏に向けてのわが家の定番なのだ。ポイントは12月の上旬に買ってきてすぐに植えてロゼット状態で越年させること。そうすると春になるとぐんぐん大きくなる。きびしいけど一度過酷な季節を通り抜けさせるのがよいらしい。

 

他にもやっぱり定番のビオラも植えたのだ。左端にあるのはスィートアリッサム。なんと去年の暮れに植えたのがずっと枯れずにしかも花を咲かせながらここまで持っている。この調子ではこのまま来春には花を咲かせそうだ。

 

一年草だが場所によってはそのまま生着して行き続ける品種があるということかな。わが家ではフォックスグローブがもう3年目になっている。このスィートアリッサムもそうなってくれるといいね。

 

2008.12.16

 

わが家のシンボルツリーのケヤキ。11月の半ばから紅葉して葉が落ち始め、12月の上旬にすっかり葉が落ちてしまった。葉が落ちた後のケヤキの繊細な枝が青空に映えて美しい。

 

小さなシンボルツリーではこうはいかない。やっぱり樹高が8m近くある大きな樹じゃないとこういう雰囲気は出ないのだ。大空にほうきを広げたようなこのシルエットがケヤキの魅力。

 

そして春になると明るい緑の葉が新芽となって現れてくる。そして濃い緑の夏が来てシックな秋の紅葉と落葉となる。だから落葉樹はすてきなのだ。わが家の歴史を刻む大木。

 

2008.11.30

ごっそりと二株掘り上げました。

この晩秋から秋にかけてやりたかったガーデニングの作業が、庭の東端の奥まった部分がどうもさびしいので、半日影で葉が楽しめる植物として西側で大繁殖しているシランと鳴子ユリの移植。秋の葉があらかた落ちてしまったところが狙い目だろうということで、ここ1週間くらいで葉が茶色に枯れてきて自然に落ち始めたので掘り上げたのだ。

 

できるだけ生着率を上げるために細根も含めてごっそり掘り上げてそのまま移植。というか殆ど引越しだね。血管付の筋や骨をそのまま自家移植するようなもんだ。まず枯れないだろう、と期待しているのだ。来年の初夏が楽しみだね。

枯れているはずなのに、よく見ると芽がもうたくさん出ている。

 

東の庭に移植。最近タマリュウが繁殖しているのだ。

 

 

2008.11.16

 

庭のサザンカが咲き始めた。今日は朝から小雨が降ったりやんだり。肌寒い天気だが、湿気があってそれほど不快ではないのだ。サザンカの白い花も雨を吸って花びらがぬれて半透明のような感じになっている。

 

濃い緑の葉に白い透きとおった花が咲いているとなんか幻想的だ。サザンカは茶道にも使われる日本の花(中国から来たんだけどね)だけど、このコントラストはなんというかヨーロッパ的なものも感じる。不思議だね。もっと外構で使いたいんだけどチャドクガの大発生で使いにくい樹木になっているのがとっても残念なのだ。

 

2008.11.02

気がついたらハナミズキが紅葉している。もう一本くらいきれいな葉色になる気が欲しいね。個人的にはカツラを植えたいんだけど大木になるからね。

今年の7月、8月は仕事で忙殺されて本当に庭の手入れが何もできなかったのだ。その仕事が先週で何と終わって、この連休は庭の手入れが最優先事項。今日は本当に気分のいい秋晴れ。あったかくて無心に雑草を抜いたり、徒長した枝を選定していると雑念が払われてゆく。

 

仕事漬けの日々ではなんか悶々として悩むことが多かったけど。こうやって植物や小さな生きもののありのままの姿を見ていると、今までくよくよと悩んでいたことが些少なことだと思えてくる。ガーデニングってやっぱり癒されるね。

 

今日は予定の半分くらいしか終わらなかったけど、夕方に道具を片付けて水を撒いていると幸せな気分になる。これから秋が深まって冬になると緑も少なくなってくるとさびしくなってくる。だけど冬は来年の春に向けての考想と仕込みを行う楽しい季節なのだ。冬を楽しむのがガーデナー、なんてね。

 

 

2008.10.12

 

厳密にはわが家の庭ではないけれど、我が家の庭に殆ど接するように立っている金木犀。庭が面している高校のグラウンドの縁で咲いているのだ。本当にここ2週間くらいは朝起きるとほのかな良い香りを楽しむことができる。しあわせな秋の気分だね。

 

わが家の庭の前に限らずそこかしこで金木犀が咲いていて、あと半月くらいはこのいい香りを楽しむことができる。キンモクセイは中国南部の原産で江戸時代に日本に入ってきたそうだ。英語名でもその香りのよさが名前になっているそうだ。

 

2008.10.12

 

春に買ってきたアブチロン(チロリアンハット)の花が咲き始めた。買ってきたときには花がそれなりについていたが、それは買ったときの花で、今回は生着した後に順調に伸びてつぼみが付いてそして花が咲いたのだ。まだつぼみがたくさん付いている。

 

近所にもこのチロリアンランプがたくさん咲いているが開花の時期が長いのだ。優しい感じで好きなのだ。もっとたくさん咲いたらまた紹介します。

 

2008.09.21

9月になってカクトラノオが満開になってクマンバチに続いてアゲハチョウもやってくるようになった。これはクロアゲハ。結構近くまで寄って撮影しているのに逃げるそぶりをあまり見せない。よっぽどお腹が空いていたんだね。

 

クロアゲハの類はカラスアゲハとか、モンキアゲハとか近縁種が多いので一応ネットで確認してみたら前翅がもっと黒かったので違う種類かと思った。夏も終わりだから前翅の燐粉がだいぶ飛んでしまったのかもしれないね。

アゲハチョウもやってきたのだ。

 

こばんが和室からじっと見ているのだ。目つきがハンターだね。

 

 

2008.09.21

 

秋のバラということで今度はニュー・ドーン(1930 アメリカ)が咲いた。気がつくとシュートもずいぶん伸びている。台風で折れ曲がってしまわないうちに誘引しておかないとね。

 

全体的につるバラは徒長気味なので本当は切り戻したんだけど、葉が株元の方にあまり無いのできり戻したら枯れてしまわないか少し心配なのだ。これが普段から切り戻し慣れしているユリオプスデイジーなんかだと大胆にできるんだけどね。

 

やっぱり初夏と比べると花も小振りで香りも弱いのだ。早く花も切り戻して余分なエネルギーを使わせないようにしないとね。

 

2008.09.21

 

7月27日に紹介したテッポウユリの先端の謎のふくらみだが、先端が開いてきた。どうも種子らしい。これが風に乗って地面に落ちてそこで発芽するのだそうだ。1年目は葉も少なくて球根を太らせて2年目から花が咲くのだそうだ。

 

ユリといえば球根で増えるものだとばかり思っていたが種子で増えるパターンもあるんだね。これを地面に撒いておけば再来年くらいにはユリが大繁殖してくれないかな。

 

2008.09.07

 

秋になって四季咲きのバラが咲き始めた。といっても初夏と比べると元気がない。これは日本の場合の四季咲きのバラの宿命みたいなものらしい。もっとも軽井沢や蓼科のような冷涼なイギリスのような土地なら今頃バラも満開になっているかもしれないね。

 

これは今年植えた期待の「グロリアール・ド・ディジョン(1853フランス)」。やっぱり初夏の花と比べると小ぶりで香りも弱い。本当はバラの体力を弱めないためにもつぼみの段階で切ってしまった方が良いのだが、そうはいっても花を一つか二つ見てみたいのだ。

 

2008.09.07

先週紹介したカクトラノオにクマンバチがやってきた。カクトラノオといえばセセリチョウか蛾の仲間しか来ないのかと思っていたらクマンバチも来るんだね。

 

クマンバチといえば初夏の藤棚の下でぶっぶんいっているのが印象的だ。そういえばカクトラノオもフジも共に薄いピンク色。クマンバチはこういったピンク色の花に惹かれるのかな。

 

 

 

2008.08.31

 

秋の始まりともいえるカクトラノオが咲き始めた。今日は猛暑だったが季節は秋になりつつある。このカクトラノオとその花に舞うセセリチョウを見かけるようになると秋になったんだという気になってくる。

 

カクトラノオはわが家では定番の花で、とにかく強くてどんどん自分のテリトリーを拡大してくる。花が終わって種子が地面に落ちるとどんどん発芽してきて、ロゼット状になって冬を越す。丈夫な花なのだ。背も1.5m近くまでなるが、意外と根が弱いのか、強風ではみんな倒れてしまうのだ。これを一本づつ支柱を建てていくと気の遠くなるような作業になってしまう。でも背の高い植物がびしっとそろっていると美しいのだ。裏方の作業は大変だけどそれに見合うものはあるのも事実。

 

 

2008.08.24

 

8月は出張が多くて庭の手入れが殆どできなかった。ということで8月のお盆の頃に咲いていたノウゼンカツラ。夏の重い日差しに耐えるような濃いオレンジの花がいかにも真夏の花という印象。

 

わが家のノウゼンカツラはいつも数輪しか花が咲かないが、その理由はわかっている。ノウゼンカツラは枝が下垂した部分にだけ蕾が付くのだ。わが家の場合はノウゼンカツラは蔓が絡んでいるシラカシが巨大なのでどんどん上に登っていって下垂した部分が無いのだ。きっといつかシラカシのてっぺんまで蔓が登ればそこから満開の花が咲くだろう。30年くらい先かな?

 

2008.07.27

 

一度咲いたテッポウユリにまたつぼみ(?)らしきものが大きくなっている。よく見ると明らかに花が咲いたときのつぼみとは形が異なる。今までこんな形のものは小さいものは見たことがあるが、ここまで大きいのは初めてだ。しかも廻りの株にもよく見るとこのふしぎなものができている。

 

このまま様子を見るとしよう。大体予定調和が多いのガーデニングだが、こればかりは見当が付かない。楽しみなのだ。

 

2008.07.20

 

シマトネリコなのだ。流行の樹木なのだ。流行を追いかけるのは好きではないけれど、最近の設計例で使われる例が増えているので一応チェックするために植えてある。1500円の45cmくらいの株を買ってきて適当に植えたが、もう倍近くになっている。活着もいいみたいで確かに使いやすい樹木かもしれない。

 

専門家に言わせるとシマトネリコは条件がよいと巨大化するのだそうだ。今回植えた場所は一応巨大化してもいいだけのスペースが周囲に設けてある。ちなみにシマトネリコの右奥にチラッと見えるのがアブチロン。こっちはつる性で赤と黄色の花がかわいらしい。暖地性の植物なので冬を越せないかもしれないのだ。これも半分はテスト。

 

実はシマトネリコも原産は九州でやっぱり暖地性の常緑樹なのだ。こういった植物が当たり前のように関東で使えるのも地球温暖化のせいかな。

 

2008.07.20

 

庭の物置の側面の壁に何やら植物がガムテープで止めてある。2ヶ月くらい前に植えたヘンリーツタなのだ。落葉性のつたで秋には真っ赤に紅葉する(らしい)。おなじみのわが家のへっぽこ植物なのだ。

 

自然に壁面に這い上がってくると思っていたら、どうも怠け者のつたらしく、地上でゆるゆる伸びているのだ。ということで壁面にガムテープで止めたのが2週間くらい前。

 

数日前に見たら、ツタの幹からアマガエルのような吸盤の付いた蔓が出て壁にくっついている。そう!やればできるじゃないか。あとは秋までぴったり壁にくっついて繁殖して紅葉してくれることを祈ろう。

 

2008.07.06

 

庭の手入れの最後に金魚の瓶の掃除をして今まで日がよく当たっていた場所から、日陰になるパーゴラの下に引越し。金魚の引越しをすると夏が来たという感じなのだ。

 

金魚の瓶は水がほとんど青汁状態だった。さぞかし瓶の内側はびっしり藻が生えているだろうと思ったらほとんど藻がついていない。ということは植物性プランクトンか何かということか?

 

いずれにしても瓶の水もすっきりして金魚たちもなんとなくうれしそう。宮崎駿のアニメのキャラみたいだね。

 

 

2008.07.06

 

パーゴラの葡萄の実がどんどん大きくなってきている。今日の庭の手入れで葡萄は伸びた蔓をばっさり剪定した。わが家の場合は葡萄の蔓の剪定はどんどんやらないとパーゴラの上にあるシラカシに絡まってあっという間にどんどん上に伸びていってしまうのだ。

 

去年はちょうど学校の実習やら国試の試験勉強やらでほとんど世話をしなかった。それでどうなるかというとシラカシに絡まった蔓のはるかに高い人目に付かないところに実ができてしまうのだ。

 

今年は春先からとにかく伸びては切り伸びては切りと剪定を繰り返したおかげでパーゴラに下にたわわに実った葡萄ができつつあるのだ。今年は干し葡萄作ろうかな。

 

 

2008.07.06

 

ギボウシの花が満開になっている。わが家のギボウシは5〜6品種あるがどれも花をつけている。大体どれも薄い紫か白い花だね。宿根草であるにもかかわらず花が咲いている時期が結構長いのだ。

 

茎がスーッと伸びてきてそれなりに高い位置に花が咲く。長い茎を見るとそれだけでもう支柱を立てなきゃという気になるが、ギボウシの茎は本数が多いのでとてもできない。これはもう伸びるに任せようということであっちこっち向いているのだ。

 

手間を掛ければいいというもんじゃない。本来のありままの姿を鑑賞するのが一番なのだ。

 

2008.06.29

 

3週間くらい庭の手入れが全然できていない。日曜日になると雨だからだ。雨が降って気温も高いので草花は伸び放題。ぶどうのツルもそこらじゅうに伸びてあらゆるものに絡まっている。

 

それもこの時期だけ。しとしと雨が降っているのをボーっと見ているのもきらいではない。なんか静かで平和な世界だよね。この時期の草花の伸び方は驚異的。じっと見ていると伸びるのがわかるんじゃないかなと思うことがある。

 

このしとしとした季節が終わればもうじき照りつける日差しがまぶしい夏が来る。もうじきだね。来週は日曜は晴れるようだから久しぶりに剪定や誘引、雑草の駆除がしっかりできそうだ。

 

2008.06.22

テッポウユリが満開になっている。去年もこの時期に満開になっている。一昨年もやっぱりこの時期だ。そう書いたら気になってテッポウユリの開花の時期を書いた記事を確認してみた。2004年は6月26日、2005年も6月26日、2006年は6月25日、2007年は6月17日だった。

 

ほとんど10日間の期間で開花している。実際には開花のどの時期で写真を撮って記事にするかを考えるとほとんど同じ時期といえるだろう。自然の摂理というものには驚きを感じるね。このくらいのずれは地球のスパンの時間で考えれば殆ど誤差といえるか?とはいえやや開花の時期が早まっている。地球の温暖化の影響?そうかもしれないね。

 

2008.06.15

 

アカンサス・モリスの花が咲き始めた。アカンサスといえばギリシャ建築のコリント式柱頭の装飾としてあまりにも有名だが、家の近所を散歩してみると結構あちこちに生えている。これを摘んでかごに入れて柱の上に飾れば日本でもコリント式オーダーだ。というかここはコリントではないので、与野様式ということになる。

 

なんでこの界隈にそんなにもアカンサスが多いのかというのは、実は簡単なことで、この植物はめちゃくちゃ丈夫なのだ。わが家でも大きく成長してきて何度か全面的な植え替えをおこなっているが、枯れもせずにまた旺盛に繁殖する。与野の人達も別に大切にしているというよりも何もしていないので枯れないというレベルなのだ。おそるべしアカンサス・モリス。

 

2008.06.15

今年も大発生しているのがチャドクガ。特に去年から特に発生の度合いがひどくなっている。地球温暖化の影響だそうだ。冬が冷え込まないので成虫が越冬しやすくなったらしい。

 

この毛虫の針が空中に飛散してそれがアレルギー耐性の低くなった子供の粘膜を刺激して炎症等を引き起こすらしい。本当なら殺虫剤で徹底的にやっつけたいところだが、わが家ではこのサザンかともう一本あるツバキの間に柚子の木があってたくさん実をつけるのだ。お風呂にも入れるし、何よりも料理に使うのだ。

 

ということで今はとにかく毛虫を見つけると高圧の水で吹き飛ばすことしかやっていない。農薬に比べれば撃退力は低いけど仕方がないとあきらめてます。だって農薬は最終的には自分達に戻ってくると思うととても使う気になれないのだ。

 

 

2008.06.01

 

宿根性のカンパニュラが咲いている。去年はすっと伸びたのは2本だけだったが今年は5本くらいになった。宿根草のいいところは毎年必ず少しずつ大きくなるところ。だから去年よりも今年、今年よりも来年のほうが大きい株になるだろう。この開花の時期とその後の時期にしっかりと施肥をして来年に備えないとね。

 

それにしてもこの深い紫色の花は迫力がある。去年は花も少しだったけど、今年のようにかなりまとまって咲くとなんともいえない存在感がある。大人の色って感じだね。

 

2008.05.27

 

5月も後半ということでバラの季節なのだ。これはわが家の庭のエース!という感じのニュー・ドーン(New Dawn 1930米国)なのだ。「新しい夜明け」という名の通り、イメージは本当に朝の露が降りた庭っていう感じだね。なんといってもすばらしいのがその香り。初めて咲いたときにその香りをかいでみて、なぜ西欧でバラがこんなにも長く愛されてきた納得がいった。自然界にこれほど高貴な香りが存在するのか、というほどのすばらしさ。まさにうっとりなのだ。

 

しかし、その反面、このバラはとげが本当に強烈なのだ、しかもつるバラでその枝の伸び方の無軌道ぶりといったら・・・。伸びてほしい枝葉全然伸びず、こんなところ!というような枝が勢いがいい。うまくいかないもんなのだ。誘引が憂鬱なのだ。

 

 

2008.05.27

 

もうひとつのバラ、ランブラーのアルベリック・バルビエ(Alberic Barbier 1900仏国)。ニュー・ドーンがいかにもアメリカ生まれのわかりやすさがあるとすれば、アルベリック・バルビエにはフランスのわかりにくさがある。

 

まず香りが全然無い。そういう品種だから仕方が無いのだ。それとこの花のフォルム。八重でもない不思議な感じ。半八重といらしい。それでもいかにもヨーロッパの歴史のある雰囲気が好きなのだ。丈夫でチュウレンバチもあんまりつかない。

 

こっちもきちんと誘引してあげないとね。バラはちょっと目を離すとシュートがぐーんとの伸びてしまう。そうなるともう誘引が大変だ。

 

 

2008.05.18

御先祖は日本のテリハノバラも混ざっている。

ランブラーのヒマラヤンムスク(英1916)が咲いている。先週くらいがピークだったけど天気が悪くて、しかも駅伝があったりして写真が撮れなかった。気がついたら花はいい加減散ってきているし、葉はチュウレンバチに食べられているしひどい状態。

 

それでこのバラにはとても思い入れがある。初めて自分で選んで植えたバラで、しかも大きく伸びて満開の花を何回も咲かせた。でもどうも肥料が足りなくなったみたいで枯れてしまって、泣く泣く枯れ枝を処分した。そうしたら地面に落ちていた枯れ枝が不死鳥の如くよみがえって芽を出したものを今の場所に移植したのだ。そういう意味ではまず生きてくれているだけで感謝なのだ。花が咲くなんて望外の喜び。今度は枯らさないようにしないとね。

葉っぱがだいぶチュウレンバチに食べられている。

 

ランブラーなんで茎が細い。繊細な感じなのだ。

 

2008.05.18

ランの花の造型ってほんと華麗だよね。

シランが満開になってきた。わが家ではあまり見かけないピンクの花だが、シランだけは例外なのだ。小振りだけどしっかりランの花。なんと言っても丈夫なのだ。かなり大きな地下茎なので、地下茎さえ痛めなければコンスタントに花が咲く。

 

比較的背の高い植物でしっかりしているので花が終わった後もバックグラウンドプランツとして重宝する。最初は鳴子ユリの間にちょっぴり植わっていただけだったが、一昨年に植わってから確実に増えだしたきた。地面が多少湿気があるほうがいいみたいだ。それと日当たりがそれほどよくなくてもきれいに咲いてくれる。わが家の庭にあっている感じなのだ。

葉もすっと伸びて涼しげでいいのだ。虫もほとんど付かない。

 

半日陰の部分でもしっかり育ってくれる。

 

 

2008.05.12

すこし日付が前後してしまうが、北側の門の周りのモッコウバラなのだ。今年も満開に咲いたのだ。けっこう自慢の門周りなのだが、近所を歩いたりドライブしたりするともっとすごいモッコウバラに遭遇したりして、わが家の株なんてかわいいもんだという感じになってしまう。

 

今年は長いシュートを誘引してできればガレージの方まで伸ばそうと思っている。エコというか壁面緑化の一環としてガレージを緑化しようと思っているのだ。

 

ツタでもいいし、カヅラの類でもいいと思っている。できれば常緑でびっしりと壁面を被って日射をやわらげてくれるといいんだけどね。ちなみにヘンリーツタという落葉で秋には見事に紅葉するキヅタをこの前買ってきて、庭の物置の横に植えたのだ。物置がうまく緑化できれば楽しいね。

 

 

 

2008.05.04

わが家の春の女王であるクレマチス・ラザースターンが満開になっている。今年は昨年の開花後の誘引を丁寧にやらなかったので、きれいに新芽が出てつぼみが壁一面にというわけにはいかなかった。

 

それでもこの紙のような花びらや淡いブルーとバイオレットの色合いは本当に繊細な花の美しさをまとめて具現化している。さらにこういう繊細な花は小さい花が多いにもかかわらず、クレマチスはかなりの大輪。今年はきちんと誘引をやらないとね。

 

 

 

2008.04.27

 

 

もう5年以上わが家の庭を春から夏、そして秋までいろどってくれる鳴子ユリ。フェンスの足元を隠すバックグラウンドプランツだが、春のこの時期にはこの不思議な花が咲く。小さい小さい提灯みたいだ。最初は何か昆虫の卵かと思った。しかしよく見ると下の方の提灯は下側が開いて花になっている。不思議だね。おとぎ話や絵本に出てくるような植物だ。

 

大きな地下茎があって毎年少しずつ移植して植える場所を調整しているが元気に芽を出してくる。和の雰囲気もあるけれども庭園の和風というよりも、山野の和風の趣だ。わが家の庭にあっている。今やわが家の庭の欠かせないメンバーだ。

 

2008.04.27

 

4月6日に植えつけたランブラー、グロリアール・ドゥ・ディジョン(1853年 フランス)が順調に大きくなっている。成長していることよりもまずは無事に生着してくれたことが嬉しいね。

 

葉に微妙な光沢感というか照りがある。それでよく見ると奥のほうにもうつぼみができている。このバラは本当にけなげで自分の大きくならないうちにすぐつぼみをつける傾向がある。そういう意味では大きく育ってもらうためにこのつぼみは敢えて切り落としたほうがいいかもしれないね。将来のために今はバラのフィットネスを強化することを優先しよう。

 

2008.04.27

 

先週紹介したギボウシのゴールデンティアラ。先週の写真が4月12日だったが、ほぼ2週間経ってこんなに大株になった。ほんとに一抱えもある。

 

ここまで大きくなってくるとそろそろ真剣に株分けを考えた方がよくなってくるね。今年の秋以降になったら一度掘り上げて株分けをやってみよう。以前見た園芸雑誌で40年もののギボウシがあったが、わが家のゴールデンティアラもこの調子で、この春で多分7年目。まずは10年ものを目指そう。

 

わが家のギボウシが幾つかある中でこのゴールデンティアラが一番見事に大きくなってきている。一番庭の中でも条件がよかったのかもしれないね。

 

2008.04.20

あちこちでハナミズキが満開になっている。わが家のハナミズキも徐々に花が咲き出した。ハナミズキの花は正確には総苞という葉の一部なのだ。だから木が大きくなればなるほど総苞もよく繁る。すなわち花もよく咲くということだ。

 

わが家のハナミズキは未だ幹も細くてひょろひょろだから花もこんなもんだ。近所や公園のハナミズキのように太い幹で花もびっしりつくように早くなって欲しいね。

 

 

2008.04.20

ギボウシの芽が出始めた。

芽が出始めると本当にあっという間に株になる。わが家の春のハイライト。筒状に巻いた葉が広がるとみずみずしい葉が現れる。毎年見ても飽きません。このシーンが見たいからガーデニングをやっていると言っても過言ではないくらい。

 

これで後はこの葉が秋まで続く。本当に一発勝負の植物だ。その潔さもまたいいもんです。

2008.04.06の様子

2008.04.12の様子

ゴールデンティアラ 美人なのだ 2008.04.06の様子

2008.04.12の様子

大葉になる品種 湯河原から 2008.04.06の様子

 

2008.04.12の様子

 

 

2008.04.06

オールドローズのランブラー、グロリアール・ドゥ・ディジョン(1853年 フランス)を植えつけた。1853年というから日本では江戸時代末期、黒船来航の年だ。ちなみにヨーロッパではフランス・オスマン帝国(トルコですな)・イギリスの連合軍とロシアが戦ったクリミア戦争が勃発した年だ。今から155年前。オールドローズのランブラーで日本に入ってきている品種としては最も伝統ある品種の一つだ。

 

実は以前、この品種は一度購入したが植え付けを適当にやったせいでからしてしまったのだ。今回購入したのは大株で本来なら年末くらいの植え付けがよかったのだが、試験で全然時間がなかったからね。ということで今回はマニュアルに忠実に植え付けをおこなった。今回はあの淡いアプリコットの濃厚な香りの花がたくさん咲くことを祈ろう。

 

 

2008.04.06

 

ユキヤナギが枯れてしまった。わが家の春を彩ってくれた大切なキャラクターだった。何故枯れたのか原因がわからないが、とりあえず株のあった部分を掘り上げてそのまま2週間放置した。土も黒いビニール袋に入れて日当たりの良い場所において消毒した。

 

またユキヤナギを植えてもよかったが、また枯れたら悲しいので、似たような白い小花が咲くコデマリにした。コデマリも春らしくてきれいなのだ。

 

ユキヤナギも小さい株を買って別の場所に植えたのだ。来年の春はユキヤナギとコデマリの白い花が早春のわが家を飾ってくれることを祈ろう。

 

 

2008.04.06

 

庭の様子を観察するのが朝の日課。ガーデニングの基本は観察なのだ。今朝も水盤の周りを観察していると、いました小さな訪問者、トカゲの一種のカナヘビなのだ。春の暖かい日差しで冬眠から覚めたのかな?トカゲは冬眠しないのかな。

 

まだ体温が上がりきっていないのか相当近くまで寄って撮影したのだがほとんど動かない。目がかわいいね。小さな虫を食べてくれるのでわが家の庭のよき住人なのだ。

 

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