わが家の小宇宙の物語

Part3(2005.04〜2005.10)

 

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2005.10.08

 

前回言った黄色のエンジェルストランペットがようやく花が咲かせた。黄色というよりもほんの若干オレンジがかっている。香りもなかなか官能的。なによりもこの花びらの先端のひげ状の部分が妙に動物っぽい。たま(同居人)はこういう何かに似ていたりする感じの花がかなり嫌いなのだ。トケイソウも苦手、鶏頭も苦手、シンプルで子供が描くような花が好きなのだ。

 

個人的には香りも好きだしこの花の感じも嫌いじゃない。来年はもう少し小さな株に仕立てて花を咲かせるようにできればいいんだけどね。どうやったらいいんだろう。単に切り戻していればいいってもんでもなさそうだ。

 

2005.09.24

 

エンジェルストランペットの花がいっせいに咲き始めた。しかしちょうど台風が来てしまってここ数日強い風や雨。かなりのつぼみが落ちてしまった。これが今シーズン最後かなぁと思っているが見るとけっこうまだつぼみがある。

 

3株も地植えしてしまったのでこんなになってしまった。来年は家の側のひとつは鉢上げして取るしかないかな。イメージの奥にもう一株あって、これはまだ一度も花を咲かせていない。おそらく薄い黄色の花が咲くんだろうが楽しみだね。

 

本当に今年はこの巨大エンジェルストランペットで単調な夏の庭になってしまった。

 

2005.09.18

 

エンジェルストランペットがまたつぼみをつけてきた。おそらく今シーズンの最後の大規模な開花かな。それにしてもこんなに大きくなってしまった。私の背丈を超える大きさ。今まで何回かエンジェルストランペットの地植えはやってきたとこがあるがここまで大きくなったのは初めてだ。おかげで足元にあったヘデラへリックスやリシマキアは見るも無残に小さくなってしまった。

 

これで今シーズンが終わったあとはどうするかだ。この辺の貴構ではこの大きさのままでは冬は越せないだろう。そうすると鉢上げするということになる。正直ここまで大きくなって今年の夏の庭はエンジェルストランペット一色になってしまいかなり単調だった。

 

来年はいつものように鉢植えで楽しむということかな。それにしてもすぐ大きくなっちゃうし鉢もまた巨大なのにするしかないのかな。

 

2005.09.18

 

カクトラノオが咲いている。薄いピンクの花でぱっと見はぼんやりしているんだけど、夏の終わりになったんだなぁと感じさせる。これも本当に丈夫な草花で、少しでもたねがこぼれた場所には必ず芽が出てくる。小さいままで冬を越して春先からどんどん大きくなってくる。

 

今となってはわが家の庭には欠かせないメンバーだ。全然香りがしないのが残念。その代わりといっては何だけど蝶が本当によくやってくる。これがまた茶色の地味なセセリチョウでもう全体的にカクトラノオは地味なのだ。

 

2005.09.10

 

最近、猫がよく庭に来る、という話は「こばんともも」の欄でよく紹介するが、庭の奥にあるベンチがどうも猫らの溜まり場になっているらしい。ここは金魚のいるカメを日差しから守るためパーゴラもあるし巨大な日傘もさしてある。

 

金魚にも居場所がいいということは当然、猫にも居心地がいいらしい。よくこのベンチに猫が長々と寝そべっている。この子はよくももに会いにやってくるマーマレード姉妹の一人だ。すっかり慣れてきて近寄ってもすぐには逃げない。

 

金魚のカメに水がたっぷりあるとどうも猫がご飯を取ろうとして手を入れそうだが今のところその心配はないようだ。というか金魚もそれなりに賢くて猫がいるときはカメの底のほうにいて水面近くには上がってこないのだ。

 

2005.08.20

2005.07.03の状態

 

つばきの枝で蜂が家作りをしている。1ヶ月前の状態と比較してみるとかなり大きくなったのだ。蜂の数も大分増えてきた。最近のすごい猛暑で死んでしまったかと思ったが、どうも全然平気なようで順調に家も大きくなっている。

 

だけどよく見ると西日が当たっている巣の上で蜂たちが羽を細かく動かしているこれは巣に風を当てて温度が上がらないようにしているようだ。自分たちの子孫を守ろうとしてやれることは何でもやる。

 

家族からは危ないからなんとかしてって言われてるんだけど、こうやってけなげに生きている姿を見ると、やっぱり出来るだけこのままにしておいてやりたい気持ちになってしまうのだ。

 

2005.08.06

こんなに大きくなってしまいました。とほほ

 

ついにというかやっとエンジェルストランペットの花が咲いた。まずはこんなに大きくなるまで花を咲かせないなんて一体どういうつもりなんだ。ほとんどたま(同居人)の背丈と同じくらいになるまでつぼみすらつけなかった。つぼみができてからポロっと落ちるんじゃないかと気が気ではなかった。

 

まぁそれでも何とか花が咲いて数日間だけ庭が官能的な香りに包まれた。この数日のためにこんなになるまで我慢していたというのは何とも言えないね。まぁガーデニングなんてこんなもんさ。

 

 

2005.07.16

 

数日前からユリオプスデイジーの花が咲き始めた。本来は秋から冬の花なんだけどわが家では年間を通じて咲いている。この前もばっさり切り戻したのにそれがかえって良かったようで、どんどん元気な芽が出てきている。

 

このキク科の植物は放っておくとどんどん木化して下の部分が枯れ上がってくるが、思いっきり切り戻しているのがいいようだ。

 

隣のゴールデンクラッカーも思いっきり切りも戻したら元気そうな若葉がいっぱい生えてきた。これもユリオプスデイジーの親戚。この場所は生育に合っているのかな。

 

 

2005.07.10

 

昨年も紹介したかもしれないが今年もぶどうがたくさん育っている。秋にはそれなりに熟して食べられるようになる。今年はぶどう棚の上にかぶさっている樫の木をばっさり剪定して日当たりがずいぶんよくなったのでかなり甘いんじゃないかと勝手に期待している。

 

それでどうやって食べるかだが、生のままポチポチ食べるのは面倒くさいし、第一そんなにたくさん食べられない。それで今年はジャムにしようとかジュースにしようとか、さらにはワインを作ろうとか言っている。やっぱりたらいに葡萄を敷き詰めて足で踏むのかなぁ。

 

 

2005.07.03

 

なんとツバキの枝に蜂が巣を作っているのだ。先週くらいにたま(同居人)が発見した。今日見たら少し大きくなっている。この前は巣を守っていたのは3匹の蜂だったけど。今日は4匹になっている。カメラを向けたら巣を守ろうとして蜂が羽を震わせている。

 

大切な巣を守ろうとする気持ちというかなんか不思議なエネルギーが伝わってきた。出来ればそってしておきたいんでお願いだから周りのヒトをさしたりしないで欲しいね。

 

 

2005.07.03

 

エンジェルストランペットがどんどん大きくなっているのだ。だんだん庭の足の踏み場がなくなってくる。庭のエンジェルストランペット建蔽率が30%くらいはあるだろう。

 

そろそろつぼみがついてきても不思議ではないんだけど、まだつぼみの気配が全然ない。大体去年も花が咲かなかったのでこいつら花を咲かせることを忘れたんじゃないかと思っていたら、さし上げた親戚のお宅では立派な花が咲いたとの電話があった。

 

じゃあわが家に足りないのは何?

 

 

2005.06.26

 

テッポウユリが咲き始めた。一部は庭の剪定でつぼみがボッキリ折れてしまったが、一部は残って例年同様の大きな花を咲かせてくれた。花もきれいだが香りもすてき。特に夜、学校から帰ってきて、庭に出て草花の様子を見ていると、ほのかにユリの花の香りが漂ってくる。この香りを感じると夏になるんだなぁという感慨が強まってくる。

 

これから夏になってくるともうすぐテッポウユリの球根がガーデニングショップに並び始める。今年もいくつか買って植えておこう。

 

梅雨の合間を晴れ間の思わぬ強い日差しにテッポウユリの純白の花が輝くのは梅雨の間のささやかな庭の楽しみ。

 

2005.06.26

 

アジサイの花も咲き始めた。これは咲き始めた直後でどんどん花の色が変わっていく。今はもう真っ青なブルー。この写真を撮った直後に下に見えている鳴子ユリを移植したら、アジサイの枝が地面に這うようになってしまってきれいに見えていたのはこの頃だけ。

 

栄養が充分でなかったせいか、思いのほか枝が弱々しいのだ。よっぽど支柱を立てて支えようかと思ったがアジサイに支柱じゃね。

 

まぁ花が終わったら、ばっさり切り戻して、お礼肥をあげて来年に備えることとしよう。花芽が今年のうちに出るからとにかく切り戻しは早めに早めにね。

 

2005.06.26

 

アジサイの周りにあった鳴子ユリを全面的に移植したのだ。昨年あたりから俄然旺盛に繁殖してきて特に今年は春先からどんどん大きくなってきてアジサイと完全に絡んでしまうようになった。

 

ためしに1本掘りあげてみたら、生姜のような逞しい地下茎、これならかなりてきとーに移植しても大丈夫と勝手に判断して、以前クリスマスローズがあったところに移植したのだ。

 

クリスマスローズはこれも2年位前からめちゃくちゃ巨大化して道試てもヤツデになってしまったのだ。しかも下のほうの葉が枯れ上がって全然かわいくない。日陰になってしまうギボウシも死にそうなので残念!ということで撤去したのだ。クリスマスローズとヤツデの謎の関係については後日検討するとしよう。

 

ということですっきりして鳴子ゆりも全然元気で育っている。元々は5年位前に湯河原の園芸屋さんで買ったものだがすっかり我が家の庭に定着したのだ。

 

2005.06.19

 

梅雨の季節を感じさせる植物がいくつか花をつけ始めた。植木屋さんの荒療治で今年のわが家の花はかなり低調なのだが、元気に花をつけたのはこのギボウシ。うっすらと紫がかった花が咲く。他にもギボウシは何種類もあるのだが今年はどうもこれだけかもしれない。

 

今年は株分けして増やそうと思っていたが、どうも萌芽前の状態がよさそうだったらしい。ガーデニングってこうやって思い立ったときは手遅れって言うのが良くあるのだ。とほほ。

 

 

2005.06.06

このおじさんは元はとび職だったのだ。

先週の水曜・木曜とシルバー人材センターの植木屋さんが入って南側の庭と北側の駐車場周囲の樹木の剪定をやってもらった。

これは南側の庭の写真。三人のおじ(い)さんがやってきたのだ。一番体重のありそうなじいちゃんがほいほいと木に登ってばしばし枝を落としていく、鋏で切るというよりは太い枝をのこぎりでどんどん切り落としていく感じだったのだ。

 

こんなに!というくらいシラカシは枝を落とされた。昔勉強した造園施工管理技師のテキストでは少しはっぱを残しておいた方がよいとあったが、じいちゃんたちのパワーの前には理論は吹っ飛んでしまっうのだ。梅雨時なんで何とかなるでしょうむしろ切った枝の面に雑菌が入って感染症を起こすほうが心配なのだ。

 

落ちた枝と葉っぱがこんなに沢山

 

超すっきりしたのだ

 

 

2005.06.06

元はこんなにあったのに・・・

というかこれでも既に半分は落とした状態。

 

これは北の道路側の駐車場のケヤキ。こっちもあれえええええっというくらいさっぱりされてしまった。

このケヤキは自分でこの家のエクステリアを設計したときにシンボルツリーで選定して、すごく高くてしかも途中で黒猫号の車庫を作るためにぎりぎりのところまでコンクリートの型枠を組んだのだ。色々思い出のあるわが家の歴史をずっと見てきてくれた木なのだ。

こういう木が家にあるってなんとなく一軒家に住んでいる良さなのだろう。木が大きくなっていくことが家で住んだ歳月を感じさせてくれる。また元気に新しい枝をたくさん出してね。

こんなにさっぱりになってしまったのだ。これじゃ清原だ。

 

 

2005.05.29

 

先週くらいからホタルブクロが咲き始めた。カンパニュラの仲間だがこちらは多年草、春先からかなりびっしり育ってきて、茎が立ち上がってきた。カンパニュラなら支柱を立てて支えるところだが、今回は試しに何もしないでそのままにしておいた。花が咲くまではかなり垂直に伸びていたがさすがに花が咲くと少し重たいみたいで前に垂れ下がっている。

 

ユリにしても、以前育てたデルフィニウム、フォックスグローブなども支柱建てが必須だったが、ホタルブクロは半分野草みたいなところがあって逞しさを感じる。いかにも日本の草花といった感じ。

 

2005.05.29

 

もう一つの蔓バラのニュードーンも花が満開になってきた。こちらも香りが素晴らしい。これがそのままスィーツになったらいいね。

アルフレッド・キャリエールと比べるとほんの少しだけピンクがかっているが、それが深い緑の葉とよくマッチングしている。これ以上ピンクが強いと品がないというか、この庭には合わなくなってしまう。

 

以前それこそ色とりどりの花を植えてみたことがあるが、子供の描いた絵のようになってしまった。今では花の色を選ぶ際にも基本的には白が基調で、明度が高くて彩度の低いカラーを何点か入れる。彩度の高いはっきりしたカラーはイエローくらい。こういうカラーバランスってインテリアにも通じる話。失敗して徐々に慣れてくるのだ。

 

2005.05.16

 

ここ1週間くらいアルフレッド・キャリエール(クライミングローズ)が満開になっている。パーゴラの脇にあるニュードーン(これもクライミングローズ)はまだつぼみの状態。さらにパーゴラの奥にあるアルベリックバルビエはまだまだこれからといった感じ。

 

アルフレッド・キャリエールは蔓がよく伸びるけど花はあんまり咲かない印象を持っていけど今年はいい意味で期待を裏切って庭中がいい香り。だけど先週からの冷え込みで心なしか元気がない。

 

本当はきれいに誘引してびしっと決めたかったが、クレマチスをやってロニセラをやってと後回しにしていたら花がぶわわーっと咲き始めてしまった。だってバラの誘引は棘が痛いのだ。ゴールデンウィークにかれてしまったヒマラヤンムスクを抜いたときも前腕が棘で傷だらけになってしまった。

 

ということでもう少し花と香りを楽しんだら早めに切り戻して、体力を回復させて夏の開花に備えよう。と思っているときに限って枝の先にはまだ山のようにつぼみがあるのだ。とほほ。

 

バラは色々やってきたけど、四季咲きの香りのいい品種がお気に入り。普通みんなそうでしょう・・・。実はどうにもうまく育てられなかった品種でアプリコットカラーのものがあった(名前は度忘れしてしまいました。)ので来年は性懲りもなく挑戦なのだ。

 

2005.05.06

 

クレマチスが咲き始めた。簡単に誘引しただけなのでとんでもないところで咲いている。できればきれいに誘引したかったのだがとにかく時間がなくてこのようになってしまいました。

 

とはいっても毎年この花が咲くと春本番というか、初夏の息吹を感じ始めるのだ。実は今年気がついたのだが咲き始めた花の色がかつてないほど濃い。品種はラザースターンなのでもっと淡い色のはず。こんなに濃いと南側のプレジデントかと一瞬勘違い。

 

ところ花が開花して数日経つと花の色がやや薄くなって例年並の色に落ち着いてきた。とはいってもまだなんとなく色が濃い感じ。

 

 

2005.05.01

来年はもっと延ばしてバラのアーチにしよう

繊細な八重の花。この粉っぽい黄色がいいのだ。

 

玄関先のモッコウバラが満開になってきた。特にここ数日は見るたびごとに花が増えている。間違いなくここ数年で最高の出来なのだ。

 

玄関周りはほんとに荒れるにまかせていて、モッコウバラのシュート(若い元気のいい枝)がどんどん伸びて垂れ下がってわが家では「すだれ」といっていた。家に入るときはこのすだれを掻き分けて入っていたからわれながらひどい話なのだ。

 

このままではいかにもまずいから今度の週末はやろうと言いつつ伸ばし伸ばしにしていた。そのときから花のつぼみの多さは群を抜いていたので今年は期待できそうだと思っていたのだ。

 

ようやく重い腰を上げて誘引し始めたのと最初の花が咲き始めたのがほとんど同時で何とか間に合った感じなのだ。

 

ちなみにモッコウバラの下の壁面を覆っているのは匍匐性のグランドカバーのヘデラへリックス。何年か前から壁面を這い登るように変性している。こういうことってあるんだね。RCの打ち放しを程よく覆ってくれていていい感じ。

 

 

2005.04.24

 

改めて見てみると、昨年の10月から庭のことについて全然書いていない。勉強と仕事が忙しかったというのが一応言い訳だけど、そのせいで庭が荒れ放題。樹木のいくつかも枯れてしまってとても庭について書く気にならなかったのだ。

 

庭は自分の心の余裕の状態を表しているとつくづく感じる。今考えればかなりすさんでいたということか。それでも春になればけなげに芽吹く草花がある。そういった姿を見ていると改めて庭から教えられるものが多い。

 

ということで、心を入れ替えて先々週くらいからそれなりに世話を始めた。とはいってもダメージも大きいので枯れてしまった樹木の伐採、伐根をしたり、施肥をしたり、誘引、支柱建てと春の恒例の仕事に終われる日々なのだ。

 

少しうれしかったのが、ハナミズキ、今はあちこちで満開。今年は特に見事な樹々があちこちに見られる。わが家の薄いピンクのハナミズキもしっかり世話をしてねとやさしく励ましてくれているようだ。

 

 

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