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臨床検査データ

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Weekly Kurumiyama

検査値

概要

TP

総タンパク

total protein

基準値

6.5〜8.0g/dL

定義

血清中の全てのタンパクの総称(基準値は質量)

意義

血清中のタンパクの総称で主な成分はアルブミンとグロブリンである。 血清タンパクのほとんど(免疫グロブリンはBリンパ球が産生)は肝臓で合成され、腎臓でろ過(再吸収)される。肝機能の低下(産生↓)、腎機能の低下(再吸収↓)で総タンパク値は減少する。

変動

【高値】

【低値】

悪性腫瘍、多発生骨髄症、

肝硬変、慢性肝炎、脱水症、高蛋白血症

ネフローゼ症候群、肝機能障害、浮腫、

栄養不良、低蛋白症

HP

健康診断・血液検査結果の見方

アルブミン

Alb

基準値

4.0〜5.7g/dL

定義

血清中のアルブミン量

意義

アルブミンは血清中に最も多く含まれる蛋白質で、食品から摂取したタンパク質などを原料にして肝臓のみで合成され腎臓でろ過(再吸収)される。総タンパク(TP)の60〜70%を占める。

総タンパクからアルブミンを除いた部分をグロブリンと称する。

変動

【高値】

【低値】

アルブミンのみが高値になる疾患はない

肝機能障害、浮腫、ネフローゼ症候群、

栄養不良、低蛋白症

HP

健康診断結果の見方

CRP

C反応性タンパク

C reactive protein

基準値

0.3mg/dL以下

定義

血清中のCRP量

意義

代表的な炎症マーカーで、肺炎球菌の細胞壁のC多糖体と反応するタンパク。炎症が起きると比較的速やかに血液中に現れ、炎症が終息すると正常に戻る。

血清中のグロブリンは4分画に分けられCRPはγグロブリンに分類される。

変動

【高値】

【低値】

感染症、心筋梗塞、悪性腫瘍、関節リウマチ

1.0:軽度

10:中等度

10〜:重度

CRPが低値になる疾患はない

HP

健康診断結果の見方

ALP

アルカリホスファターゼ

基準値

80〜300IU/L (IUは酵素の効力(力価)を示す国際単位)

定義

血清中のALP(酵素)の力価

意義

ALPは肝臓、腎臓、骨芽細胞、胎盤、小腸等全身に分布する。これらの臓器の壊死や破壊に伴い酵素が血液中に逸脱すると血性酵素値が上昇する。

臨床検査ではALPは主として肝機能・胆道機能の指標の一つとして扱われることが多い。

変動

【高値】

【低値】

黄疸、肝機能障害(肝炎、肝がん等)、

胆道障害(胆石等)、パジェット病、骨折、骨腫瘍

情報なし

HP

Wikipedia

AST/GOT

基準値

8〜40IU/L (IUは酵素の効力(力価)を示す国際単位)

定義

血清中のAST/GOT(酵素)の力価

意義

ALT/GPT、AST/GOTは肝細胞内に高濃度に含まれる。肝細胞障害の最も鋭敏な指標。

AST/GOTは骨格筋、心筋、溶血等の組織障害でも数値が上昇する。

運動や筋肉注射後に上昇する場合がある。

変動

【高値】

【低値】

肝機能障害(肝炎、肝がん等)、胆石症

急性心筋梗塞、多発性筋炎

情報なし

ALT/GPT

基準値

3〜35IU/L (IUは酵素の効力(力価)を示す国際単位)

定義

血清中のALT/GPT(酵素)の力価

意義

ALT/GPT、AST/GOTは肝細胞内に高濃度に含まれる。肝細胞障害の最も鋭敏な指標。
ALT/GPTはAST/GOTと比較して肝細胞障害に特異的。

変動

【高値】

【低値】

肝機能障害(肝炎、肝がん等)、胆石症

情報なし

LDH

乳酸脱水素酵素

基準値

230〜460IU/L (IUは酵素の効力(力価)を示す国際単位)

定義

血清中のLDH(酵素)の力価

意義

ほとんど全ての組織に含まれている酵素である。

変動

【高値】

【低値】

急性心筋梗塞、白血病、悪性腫瘍

肝機能障害(肝炎、肝がん等)、悪性貧血

情報なし

ナトリウム

Na

基準値

135〜150mmol/L

定義

血清・血漿中の濃度

意義

細胞外液(血漿)の陽イオンの大部分を占める。

変動

【高値:高ナトリウム血症】酸性↑

【低値:低ナトリウム血症】アルカリ性↑

@水分の喪失:発汗、下痢、利尿

ANaの過剰な貯留:NaCl液過剰投与

B水分摂取低下:意識障害、嚥下障害

@Na喪失:嘔吐、下痢、利尿剤、アジソン

A水分過剰:腎不全、心不全、肝機能障害

 

カリウム

K

基準値

3.5〜5.0mmol/L

定義

血清・血漿中の濃度(細胞内液の濃度ではない) 食事や運動の影響を受ける。早朝空腹採血。

意義

細胞内液の陽イオンの大部分を占める。細胞内のK濃度は150mmol/L

変動

【高値:高カリウム血症】酸性↑

【低値:低カリウム血症】アルカリ性↑

症状:口渇感、粘膜乾燥、皮膚緊張度低下

症状:血圧低下、頻脈、無気力

溶血、腎機能障害、発熱、激しい運動

慢性疾患による消耗、細胞の壊死(抗がん剤)

下痢、嘔吐、利尿薬使用、インスリン投与

アルカローシス、クッシング症候群

塩素

Cl-

基準値

98〜108mmol/L

定義

細胞外液(血漿)の濃度。変化はNa値と同じ意味。食事の影響を受ける。早朝空腹採血。

意義

細胞外液(血漿)の陰オンの大部分を占める。

変動

【高値:高塩素血症】酸性↑

【低値:低塩素血症】アルカリ性↑

下痢、高カロリー輸液、呼吸性アルカローシス

嘔吐、熱傷、利尿剤使用、呼吸性アシドーシス

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